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2010年8月30日月曜日

インスタレーションアートって

<<まるゼミ番外エピソード 5>>


遅ればせながらお盆に発注した作品リーフレット印刷が先週に仕上がって来ました。
6月。まるゼミのお休みをいただき行ってきた南仏モンペリエの「建築フェスティバル」で制作公開したインスタレーションアートのレポートです。
                       「UKIGUMO-floating clouds」 in France 2010








今、業界では建築デザインに携わる者がインスタレーションアートという現代アート取組む機会が世界的に多くなっています。


なぜなら。。。建物を建てるには。。。
時間もかかるし お金もかかる


法の下でクライアントの使用目的に応えられる状態で、何年~何十年もの使用に耐えうるデザインであることが必須です。となると 基本的にプロジェクトは大きくなりがち。腰も重くなりがちです。


そこで!
装置ディスプレイや、オブジェ制作や、空間デコレーションといったことを総合的に アートとして場所に仕掛けることで、場と向き合って空間をデザインすることの真意を問う!これが建築家によるインスタレーションアートです。私は空間デザイントレーニングだと考えています。建築空間設計より制約条件が少ない分、より真摯なピュアなデザイン性が求められるからです。


実は私のインスタレーション初トライは、まるゼミ卒業生+在校生と一緒の銀座ギャラリーでの取り組みでした。あれから7年。ん?? え??  もう7年かあ。。。。
時の流れって早くて怖いです。


by マン・マル
●関連ウエブサイトはこちら!
*日本語サイト
*英語サイト

2010年8月27日金曜日

前期★追提出終了



8月も終わりのこの時期。まるゼミ的には 前期課題の追提出の頃となります。
そう。。。。。惜しくも(?) 作品提出内容が合格に満たなかったメンバーの再トライの機会です。


告知した 提出受取時刻に私マン・マルが工房で待機していると、1年生&2年生が どやどやと団体でやってきました。夏休みといっても 特別ゼミや 外部での制作イベント等でメンバーは やっぱりデザイン&制作作業漬けなのであります。


当スクール デザインカレッジ:インテリア&グラフィック専攻は、専用の工房ルームを持っています。さまざまな工具類 そして資材が常備ストックされていて、学生メンバーは授業以外の好きな時に、ここで作業が可能です。そして何よりコミュニケーションの大切な場でもあります。

この日のまるゼミ対象者は、工房内にタムロする他メンバー達の野次(?)の標的になりつつ講師チェックを受けての再提出となりました。
                ●追提出ながら 力作が揃いました!    


ひとまず これにてゼミ前期の取り組みがすべて終了。そして いよいよこれから 2年生は卒業制作へとシフトです。今年はどのようなサプライズを持ってきてくれるのか。3週間後の卒制企画仮提出までじっと待つのみです。


by マン・マル

2010年8月20日金曜日

IKEA戦略

<<まるゼミ番外エピソード 4>>


久々に IKEA に行ってきました。私が通うのは横浜市内の「IKEA港北」。平日とはいえ夏休み真っ只中ということもあり相変わらず盛況でした。


DIY前提の、そして低価格が前提の商品ということで、IKEAのデザインは 組立方法や取付金具がシンプルな分、デザイン的には荒削りでワイルドなところもありますが、でもやはりコストパフォーマンスを考えると非常に魅力的。


IKEA発祥が北欧はスウェーデンってのはお馴染みですが、現在の本社はオランダ。でも今もIKEA製品のネーミングスウェーデン語がベースです。どうりで意味もわからないし、覚えにくいんですね。製品名をメモで書き控えるのに いつも ちょっと苦労します。。。。


今や日本国内には5店舗が展開されています。ワールドワイドでみると 
欧米中心に40カ国300店舗に迫る発展ぶり。私は昨年にAIR活動でウイーンに行った際に現地のIKEAに脚を運びました。

                                           IKEA in Vienna  
取り扱い商品はまったく日本と一緒フロア構成やディスプレイ方法も寸分変わらず。ただ案内サインと価格タグが独語とユーロ表記なことだけが「ここは日本じゃないんだ」 と感じさせてくれることでした。海外進出する折りにも、現地の小売りスタイルを取り入れることなく、徹底的に既存スタイル一本で押し通し発展し続けるIKEA。製品そのものへの魅力もさることながら、特筆すべきは次々に繰り広げられるレビドラマの美術セットのようなディスプレイ。お洒落にコーディネートされた仮想ルームの中に入り込み、子供やカップルが楽しそうにソファに座ったり、キッチンに立ったり。。。というIKEA店内の光景は、ヨーロッパでも日本とまったく同じでした。ショップ空間構成におけるこのアミューズメント性万国で通用する武器だったんですね。勝因ここにあり。


by マン・マル

2010年8月7日土曜日

虫の音を聞く会


<<まるゼミ番外エピソード 2>>



前週に続いて 私の横浜スペースで またまた「夏会その2」を催しました。マン・マルの親しい友人知人を招いての宴です。まるゼミの卒業生も何人か駆けつけてくれました。

このスペースの目の前には「掃部山」という横浜市所有の公園があります。掃部山。。。。皆さん どう発音するかわかりますか????正解は → 「かもんやま」 と読みます。ホント漢字って難しいですよね。地元の町名から来たのかと思いきや周辺にそのような住所は見当たらず。実はこの「掃部」は、「井伊掃部頭直弼(いい かもんのかみ なおすけ)」 に由来しているそうです。そう小学校の歴史の教科書にも登場していた幕末の大老の井伊直弼さん。ペリー来航時に、ほとんど独断で日米修好通商条約に調印した彼は、その手法には賛否あれど、とにかく横浜開港を推し進めた第一人者なのです。その功績を称えようと、銅像建立のため明治期に井伊家がこの山を取得して以来「掃部山」となったとか。



。。。。。ちょっと 「うんちく」してしまいましたが。。。。。

この公園では 毎年8月の第一土曜日に「虫の音を聞く会」という会が催されます。始めに聞いた時 私も「???」。で、実際に足を運んでみると、かなり日本情緒が満載のイベントです。公園全体はさまざまな万灯で飾られ、高台部の井伊直弼像の前の特設ステージでは琴や尺八の演奏が幾組もの出演者で展開します。そしてそれを囲むように幾つかの野点茶会のための小屋が立ちます。






どうも井伊直弼さんは、中央政治に関わる前の彦根藩主時代は、能楽や茶道に通じたかなりの文化系男子だったそうです。で、彦根城でも同タイトルの「虫の音を聞く会」が9月に開催され続けているとか。ちなみに 彦根城は桜の名所として有名ですが、ここも多くの桜が植えられ、横浜の花見の穴場スポットとなっています。すぐ裏には 横浜能楽堂もあるし。



京都で生まれ育った私は、けっこう彦根城に遊びに行くことも多かったので、4年前にこの場所に 自分の仕事場を構えてから、どんどん明かされる「彦根城つながり度」ちょっとびっくり!なのでありました。そのうちに ゆるキャラ・キング「ひこにゃん」に追随する掃部山マスコットが出てきたりして。。。。。



by マン・マル

2010年8月1日日曜日

300個餃子

<<まるゼミ番外エピソード 1>>


横浜在住の私は、みなとみらい地区から程近いエリアに、まるゼミ外の仕事のためのスペースを構えています。打合せや展示ギャラリーとして活用するこの場所は、宴会パーティースペースにも変身対応します。


8月1日。夏会を催しました。参加いただいたのは第一線でデザインやアートに携わられる方々。そしてまるゼミ現役メンバーの一部と、さらにこのスクールの他専攻学生と。。。の総勢20名


この日は みなとみらい地区で 神奈川新聞花火大会の日。高層ビルに邪魔されて、ほんのヒトカケラではあるのだけれど花火が我がスペースより眺められます。


でも。。。。。花(火)より団子。。。。。
もっぱら美味しいものを食べて+飲んで+語り合っての会となりました。


いえ 実は その前に
「美味しいものは 自分達で作ろう!」がテーマの今回の夏会。ゲストのお一人の お料理コーディネートにより、3種300個の餃子づくりに 参加者全員で挑戦!!




さすがは 皆さん クリエイター。
中に詰めるタネ餡が出来あがり皮包みの段になると、全員が作業台を囲んで無言に一心不乱に作業開始。それまで騒がしかった会場が沈黙に包まれました。その集中度お見事です。出来あがりも、まあ、なんと美しいこと。


まるゼミメンバーも模型作りでのカッターナイフさばき、或いはCG作成のマウスさばきで手先を鍛えているだけありますね。もちろん お味のほうも美味でありました。


他にも手作り本格派キッシュや朝採り野菜、地元産味噌や地ビールなどなど、参加者の皆さんの御好意で絢爛たる宴となりました。



また 企画します。  by マン・マル