ページ

2014年10月31日金曜日

ミースハウスで着物!

MoNo 「Invisible Tea House」公開初日は9月27日の土曜日でした。
前日までの1週間、ずーっと重苦しい雲が
支配していたベルリンの空模様。
制作中に突然の スコールシャワーに見舞われて
作品の一部の材料が使えなくなる事態もあったりして~。


公開初日が迫ってくる頃の
私、ミースハウスのスタッフ その他サポーター陣の合言葉は
「でもとにかく オープニングに雨だけは降らないで!」でした。
毎日、館長が自分のスマホで天気予報を見せてくれましたっけ。。。


で、結果、快晴! ミース様 ありがとー。


雨だと中止!と勧告されていた
オープニングでの茶の湯パフォーマンスでしたが
実施の運びとなり いやー良かった!


この日。着物姿の女性がミースハウスに多数出現!

お点前を披露してくださるお茶の先生方、
そのお手伝いの方々はもちろん
一般の来館入場者の方の中にも
茶の湯イベントの告知を見て
着物で駆け付けてくださった日本人の方もチラホラ。

そして~。
我が元まるゼミ生のKちゃん
作品解説英文フライヤーの配布ガール役です

けっこう注目されて 人気者でした。
英語でコミュニケーション出来たかな???

ここまで着物女子が出現したのは
きっと この建物 竣工以来はじめてなのだろーな。
ミース様、ちょっとびっくりさせてしまいましたでしょうか?


by マン・マル







2014年10月17日金曜日

公開中 in Berlin

MoNoのベルリンプロジェクト。
私達は アート茶室「Invisible Tea House」を完成させ
無事に日本へ帰ってきております。


ベルリン市 リヒテンベルク区営の美術館ギャラリー
「ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス」にて 絶賛公開中!
その雄姿はこちら!

通りStreetから見ると こんな感じ
神様ミースが設計した母屋の隣に チョコンと建つ我が子が愛おしい!


<制作は3日もあれば楽勝やな~。
 さっさと仕上げて ベルリンの街を堪能しよっと!>
との思惑は実現からは程遠いものとなりました。

まず 現地側で調達をお願いしたベース基礎部の
耐水ボードの寸法が違って 2日間の待ちぼうけロス。
また とある日 ベルリンでは 珍しいスコールで
制作途中だった一部がやり直し~。
などなど。

結局は オープニングパーティーの前日夕刻ギリギリで
Invisible Tea House は完成したのでありました。


MoNoのバタバタな制作プロセスは
こちらのFacebookページで
断片的ですが たどっていただけます。
https://www.facebook.com/mono.teahouse

前回の当ブログで報告したように
まるゼミOGのKちゃん&OBのTくんのサポートは
本当に助かりました。。。。
彼らには 中2日のベルリン観光Daysの後
オープニングパーティー時にも駆け付けてもらって
いろいろとお手伝いをしていただきました。
特にKちゃんは 着物KIMONO を
日本から持参していただいて大活躍!
その模様は 次回記事にて!


by マン・マル








2014年9月24日水曜日

奮闘中 in Berlin

ベルリン入りして もう6日。。。。

アート制作にはアクシデントがつきもの!
というわけで 未だ 茶室「Invisible Tea House」は建設半ばです。。。。

日本から駆け付けてくれた
まるゼミOG&OBがこの日現地作業をお手伝いしてくれました。
いえ、「お手伝い」のレベル枠をはるかに超えて
がっつりと作業を担当してくれました。

ミースハウスのテラス部から続く  6枚の飛び石
レセプションで使う 毛氈床のベースは 彼らの作品です!!

ミースハウス閉館の17時が私達の作業リミットタイム。
私が泊まっているホテルのレストランでのディナーの前に
ミースハウスが面する湖「Oversee Lake」周囲の公園を散策
その美しさはパーフェクト。
ここには 多くの水鳥たちもいます。
餌をくれる人と勘違いして ワサワサ集まってくる 鴨や白鳥たちに
大興奮で撮影に狂する二人なのでありました。

ベルリンは公園が多く その緑の豊かさは
世界の大都市の中でもトップクラスとか。
なにげない日常空間に こんな自然があるなんて羨ましい。。。

優雅な散策のあとは キャンドルともるテーブルでディナータイム。
お疲れ様!でした。
そして お手伝いをありがとー!
土曜日のオープニングパーティーまでは
おおいに ベルリンの街で デザインの勉強をしてください!


by マン・マル






2014年9月18日木曜日

日本出国!

いよいよベルリンへ旅立ちます。。。。

先だって航空便にて配送した材料類は
無事に現地に到着したとの知らせ。
日本とドイツ 20kg級の荷物でも 
4日あれば着いちゃうんだから すごいですね。

あとは。。。
さらに ほかの材料や道具類をまとめて
自分の身を安全無事に現地に届けることであります。

ところで 今回のアート茶室「Invisible Tea House」では
茶の湯パフォーマンスをしよう!と
こちらから現地側へ提案し 企画を進めています。
3月の横濱建築祭の「草風茶室」で 
武者小路千家の方々に野点をしていただいた
あの折りの体験に味を占めて(?)のアクションです。

実は現地でお点前をしてくださる方が なかなか見つからず
一時は この私自身が パフォーマンス披露するしかない!の状況に。
追い込まれた私は 茶道をたしなんでらっしゃるという
同じデザインカレッジで講師を務めるN先生の事務所に押しかけ
2時間にわたる「なんちゃってお点前」特訓レッスン
無理を言って施していただいたのでした。。。。
N先生 その節は本当にありがとうございました。



写真上)同じカレッジ講師のほかの先生方も一緒に お点前初体験!
    写真下左)レッスン後の宴会。
    写真下右)ズラリと並ぶ模型をサカナにワイン!とはさすが建築設計事務所!

でも 結局は 現地ベルリンでの人の縁が次々とつながって 
パフォーマンスを引き受けてくださる方々に出会えました。
N先生レッスン後に 茶道具の初心者セットを購入した私ですが 
今回の持参は見送りです。いやー良かった~。
結局 日本からの抹茶や菓子類の運び屋役でとどまることとなりました。

その他 今 いろいろに材料や道具だのの準備に追われています。
出来る限り いつもの日本での創作環境に近い条件にするために
飛行機搭乗時の荷物荷重制限をにらみつつ~持参するものを精査中
このバタバタな状態で日本出国となりそうです。

現地で?あるいは帰国後に
元まるゼミメンバーの活躍も含めレポートアップします!


by マン・マル



2014年9月15日月曜日

ドイツビール予習会

~~MoNoベルリンプロジェクトご案内~~

空間インスタレーションアート
「Invisible Tea House」

  ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス(独ベルリン)
overseestraße 60     13053 Berlin

2013年09月27日(土)~2015年05月1日(金)
11:00~17:00 月曜休館 : 入場無料


という 今回のこのベルリンプロジェクトには
なんと 2名の 元まるゼミ・メンバー
サポートで追っかけてきてくれます
多忙な自身の仕事業務を調整して~。

嬉しいです & ありがとう!!

出発も迫った先週のある夜 都内某所に集結して
ベルリン・ミーティングを決行しました。
別名「ドイツビール予習会」!

廻りのテーブルを見渡して
「ザ・ドイツ」な 陶器製のビアジョッキ―
恥ずかしいからと避けてオーダーしたつもりが。。。
ドンっ!と 
テーブルに置かれたのがこれでした。
やはり 逃れられなかったか。。。。
ベルリンには過去2回 訪問履歴がある私。
やっぱり ビールとソーセージの美味しさは格別!


メンバーは 数日の遅れで現地入り。
うまく作業工程が進んでいれば その頃には完成しているのだけれど
なにせ 屋外での創作ゆえに 天候に左右されちゃう。
もしかしたら 現地での元まるゼミ生との再会時には
難航していることもありうるんですが~。
でもいずれにしろ MoNoの創作サポートはそこそこに
2人には しっかりと 建築&アートデザインの勉強を
花のベルリンでしてほしいです。。

この日は 互いの旅程概要の確認。
ミースハウスでの作業あれこれを打合せ。
帰ってきたら 協同で報告会しよーね!となりました。
「では 次は ベルリンで!」
JR改札内にて 握手して別れたのでありました。


by マン・マル













2014年9月12日金曜日

ベルリン茶室プロジェクト

茶室ネタが続きます。。。

実は私のユニット MoNo JAPAN
来月後半に ドイツはベルリンに遠征にまいります!

久々の 欧州でのアート制作です。
会場は「ミース・ファン・デル・ローエ・ハウス」(Mies van der Rohe Haus)
ベルリン市リヒテンベルク区が管轄するギャラリーです。

<ミース・ファン・デル・ローエ>とは 建築家の名前です。
「20世紀の三大建築家」として挙げられるほどの
泣く子も黙る建築界の大巨匠です。
彼はまた 当時の先進的デザイン教育を実践していた
「バウハウス」の3代目校長も務めていた人物ですが
ナチス政権下で この学校が廃校になった後にアメリカに亡命します。

今回 私が作品制作する会場ギャラリーは
ミースが亡命前にドイツで最後に手掛けた建物「旧レムケ邸」を
完成当時の姿に復元し、保存活用されている施設なんです。
そうです。横浜山手地区の洋館等でトライし続けている
「歴史的空間でのインスタレーションアート」
のコンセプト下で 今回も挑戦!です。

作品タイトルは Invisible Tea House
直訳すると「見えない、人目につかない茶室」
現地写真に作品CGを合せた 完成イメージです

ご覧のとおりに 旧レムケ邸が持つ広大な庭に
「離れのアート茶室」を作ります。

そうです。今年3月に日本建築家協会JIA主催の
横濱建築祭にて披露した「草風茶室」をバージョンチェンジしたものです。
この折りは屋内設営だったので 
使う材料は 畳+障子紙 と がっつり和室でした。

でも、今回のベルリンは 屋外。
マテリアルをガラッと変える必要に迫られ
幾つもの材料を取り寄せてはボツにし続け~。
結果、これだ!というものに出逢えました。
茶室としての日本的感性は健在です!

私のウエブサイトや ミースハウスのページに案内が載ってます。
どうぞ立ち寄りください。


・MoNo hp
・MoNo facebookページ

・Mies van der Rohe Haus hp
・Press Release
・Invitation Card
 

by マン・マル


2014年9月8日月曜日

オリジナル茶室 起し絵ワークショップ

茶室のワークショップ。終了いたしました。

学外からのご参加ありがとうございました。
そして 在校生からの参加も お疲れ様でした。

絵を描くことや 
ペーパーアートを創ることは好きでも
「空間」を考えることは初めて。。。。。
そんな人も
最初は戸惑いつつの作業スタートながらも
どんどん 集中力が高まっていって
どんどん 自分なりのストーリーが生まれてきて
とても熱心に取り組んでいただけました。

当日の教室の風景です。。。

完成したら プレゼンテーション!
窓の位置やサイズにこだわって
色付箋(写真下左) や 型紙への下書き(写真下右)にて
デザインのチェック&修正を重ねて最終案を導きました。

落ち天井や袖壁を加えて 空間構成にこだわった作品
床の間のユニークな機能提案した作品
開口部に工夫を重ね 光や眺望をテーマにした作品
などなど などなど。
同じ型紙から生まれるというのに 
「デザイン茶室起し絵図」は 個性さまざまでした。


by マン・マル