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2012年9月22日土曜日

東京ゲームショウ2012

随分と涼しくなったことに感謝しつつ、この日、東京ゲームショウに行ってきました。7月から9月にかけて、まるゼミやイベント課題として当専攻全学年が取組んできたブースデザイン晴れの日です。今年の会場は幕張メッセ。横浜市在住の私にとって、JR京葉線乗車は何年振りかの久方ぶりで半ば小旅行気分でありました。今の経済界での成長率はトップを争うゲーム業界だけあって、時事ニュースででもこのイベントは報道されていました。私は当然に(?)初体験。日頃に顔を出す建築やインテリアのエキシビジョンイベントとは全く違う雰囲気なんだろうなあ、、、とは覚悟はして乗り込んだのではありますが、いやいや、その予想をはるかに超える空間がそこにはありました。

まず、メッセ会場敷地内にたどり着くと、整列を促す無数のロープやコーンや柵。建物の正規のエントランス玄関は使わずに、大きく迂回させて裏側から入場させることで、群衆をコントロールしようという意図です。私が現地到着したのは終了時刻の2時間前で、当然にその時間から新規入場する人影はまばら。私は速足スピードで柵ルートを通過しながら、午前中の混乱の様子を妄想しつつ入場口へとたどり着いたのでした。

暗いです。かなり。そりゃあ、建築資材と違って、ゲームショウでアピールされる商品はすべて発光しているわけですから、暗くないと困るのです。
かなりの音量です。ゲームの音楽やブース内ステージでプレゼンテーションするマイクボリュームが半端ありません。
そして。スゴイ人の量です。かなり広幅の通路が確保されているのですが、前に進めません。私は次々に人とぶつかりながら、約10分後に、ようやくこの会場内での歩行方法を会得しました。しかしながら何度かぶつけた頭や肩には少々の痛みが。

新作ゲームに夢中な人もいれば
コスプレーヤー撮影に懸命な人もいるんですね。


この空間の空気に呑み込まれ、一瞬、途方にくれました。今日の目的である「2つの出展ブース見学」を果たすことができるのだろうか、と。入場口で出展企業一覧マップは手に入れたものの、落着いてその場所を確認するには、場内の光量は低く、また群衆の波で自分のいる場所も把握が困難な状況です。この日に現地待機しているであろう、まるゼミメンバーの一人に連絡を取ろうとメールするも返信なし。いたしかたなく、覚悟を決めて自力で捜索することしばらく、偶然に(?)目的の1つのブースを発見。計測技術サービスさんのブースです。そして、そこにデザインカレッジ学生の姿も。なんだか、異国で迷子になった時に知り合いに出会えたような喜びを覚えた私でした。

「雷鳴Ψ」ブースには、まるゼミメンバー1年生が丹精込めて制作した造作物も組み込まれ、硬派ながら華やかなデザインとなっていました。この後、ロシアのEXPOにも出展されるとかで、このデザインが遠い欧州ででも披露されるそうです。大音響とスポットライトで照らしだされる周囲の出展ぷーすとは明らかに様相を違え、また可愛い女性コンパニオンさんやキャラクターコスプレでのアピールでなく、北辰一刀流道場の本物の剣士陣がパフォーマンスをするという演出はとてもかっこよかったです。

上:雷鳴Ψのブース
(勧められるままに記念撮影も)
下:当ゲームカレッジブース
そして、まるゼミメンバーのK君と、グラフィックデザイン専攻のM君に先導してもらって、もう一つの当校ゲームカレッジ専攻の出展ブースへ。そう、まるゼミにて企画デザインを検討しプレゼンテーションしたものです。こちらも、しっかりとカメラに収め、そして学生2人の労をしっかりとねぎらい、怒涛の2時間を終えて会場を後にしたのでありました。
帰途、私には何故か達成感がありました。自分では困難と思われるような未体験な事を成し遂げた時、自分で自分を褒めたくなりますよね。

by マン・マル



2012年9月14日金曜日

在校生と卒業生 それぞれのプロジェクト

後期正規授業スタートまで、まだあと2週間ほどありますが、この日、2か所の教室で異なる2つのプロジェクトがそれぞれに佳境を迎えていました。

まずは1つめ。来週に迫った「東京ゲームショウ」のブース制作です。まるゼミでデザイン提案を行った当校ゲームカレッジ出展ブースについては、その後、外部制作会社に発注となり、まるゼミメンバー達の手を放れた状況なのですが、6月の当ブログで紹介した外部企業の「X:Martial交陣」出展ブースは什器類を制作担当することとなったとかで、その作業がかなり切迫した状態でありました。上級生リーダーの指示の下、下級生は総動員。作業会場の別館校舎のデッサン室は、木の粉が舞い、塗料の匂いに満ちる工房と化していました。



  そして2つめのプロジェクト。それは「ウエディング・ビデオ・プロジェクト」。実は来月末に、2年前に卒業したまるゼミ出身者男子と、4年前に同カレッジ雑貨プロデュース専攻を卒業した女子が結婚式を挙げることとなったんです。新郎新婦ともに当デザインカレッジ出身ということで、それぞれの同期生が協同して、目下、ビデオ制作進行中とのこと。この日夜の9時に、3人のまるゼミ卒業メンバーが学校に参上して撮影が行われ、私も被写体の一人となりました。在校生のゲームショウプロジェクトの作業教室の隣に、カメラとPCがセットされ、何人かの講師陣が次々にお祝いのメッセージ。でも私の場合、どう考えても、カメラと一対一で対峙してレンズに向かって語りかけるのは無理なので、お願いして、他の講師先生と一緒に並んでの構図にしていただきました。じゃあ、女性講師3人で。じゃあ、教室の机と椅子では雰囲気がでない。じゃあ、ホールのcafe風のテーブルと椅子を運んできて!。。。などと、どんどん広がるアイデア。卒業生は皆それぞれに巣立って仕事を持って忙しい日々なのに、仲間の一生に一度の大事な日のために、一肌もふた肌も脱いでいる光景がとても美しかったです。来月の披露宴での最終のビデオの仕上りが楽しみです。

ビデオ 撮影風景
結果、グータンヌーボ仕様となりました

by マン・マル

2012年9月3日月曜日

アートコンペティション in 新宿クリエイターズ

まだまだ残暑厳しい晩夏。
8月下旬から、当専攻メンバー達は 「新宿クリエイターズ・フェスタ2012」の「学生アートコンペティション:空間デザイン部門」出展のために、情熱の汗と冷や汗にまみれておりました。これは関東圏を中心とした大学や専門学校の計20校が参加するイベントで、私達は今回に初めて参戦することとなりました。コンペティション・テーマは 「Re-Design 都市の発芽装置」。で、完成お披露目した作品がコレ!
都市空間の中で 今やめっきり数が減った電話ボックス。
その空間が 本当の「発芽装置」になってました。

8月24日(金)から9月2日(日)まで展示されていました。
私がこの展示会場にお邪魔した当日は、夕刻より、まるゼミ特別ゼミの日でもありました。今月末から本格的に始まる卒業制作のための、指定エリアゾーンのリサーチの決行日です。今年度から、当専攻の卒業制作は、空間デザイン提案する計画地を特定の地区に限定することとしたのです。そうすることで、従来通り学生が個々の作品づくりに取組みつつも、専攻メンバー全体で一つの都市空間への多面的な提案が出来ることになります。

今年の指定エリアは渋谷北部ゾーン。リサーチ街歩きは日中の暑さを避けての夕刻スタート。地図+カメラそして熱中症対策で帽子に飲料持参。日没に向かって時間経過で昼から夜へと街が変貌していく様子を実際に体感しつつのそぞろ歩きでありました。


後期授業再開までは、あともう少し時間があります。まるゼミとしては、さらにもう1日の特別ゼミを実施して正規ゼミ再開に突入して行きます!

by マン・マル