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2011年8月12日金曜日

1年生 講師向け 初プレゼンテーション

8月に入りました。まるゼミ1年生クラスは、1週目は前期評価のための滑り込み提出を。そして2週目はこの金曜日の専攻内講師陣へ向けての初プレゼンテーション調整の時間でありました。

これは、インテリアデザイン専攻の全講師陣を招いて、まるゼミ課題として前期ラストに1年生メンバーが取組んだ「One Mobile Cube」の作品を披露するというものです。当専攻でデザインを学び始めて3ヶ月半の彼らが、それぞれどんな資質特質を持っているのか、どんなスタートを切ったのかの事実を講師陣が共有するために催されました。なので、このプレゼンテーションで優劣の点数を付けて順位を決めるわけでもないし、成績に影響することもありません。けれど、1年生メンバーにとっては、先輩メンバーも含めたこれだけの人数の前で作品発表することは初体験。開始前、会場準備をしながら、私マン・マルにも彼らの緊張感がヒタヒタと伝わってきます。これから様々な場面で感じることになるこの独特な緊張感に、心身を馴らしてセルフコントロールできるようにならなくてはね!

●まるゼミ課題1「One Mobile Cube」
3m×3m×3mのボリュームを持つ移設可能な仮設空間デザインの提案です。
今年は、大規模災害時の共同非難生活施設に設置することを主目的とする条件を付加しました。体育館等の大規模空間内への屋内でも或いは屋外でも設置環境は任意。災害時以外の日常の都市空間での利用も視野に、その用途機能、利用対象者や利用システムを自由に想定デザインしてもらいました。



学生メンバー自作品のプレゼンテーションが一人ずつ終わるごとに、即座に講師陣からさまざまな質疑やコメントが飛び交います。作品本体のテーマ設定や造形デザインへのコメント、プレゼンテーションにおける言葉の選び方や説明順序へのアドバイス。また例えば製図やCAD担当の講師からは「図面として成立してない!作図の授業で何を学んでるのか!」等のかなり辛口なダメだしもあったり。しかしながら、総じて、災害のために不自由な生活を送る人々に思いを馳せてのそれぞれの提案は、多くの問題点は抱えるにしても意味あることと評され、会は終了となりました。

その後は模型を囲んで発表者と講師や先輩らで歓談!初の試練を終えたメンバーのほっとした表情の中に「うまく話せなかった」という悔しさも混じっていたのが印象的でありました。

by マン・マル