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2013年6月12日水曜日

「白い森 - White Forest」 終了です

<<マン・マル・メッセージ6>>

横浜山手の西洋館「エリスマン邸」での9日間、終了いたしました。

島津まどかさんのフラワー&テーブルコーディネーションとのコラボレーションで飾った
インスタレーションアート「白い森 -White Forest」は跡形もなく消え
この洋館の記憶の1ページとなりました。



 「2013花と器のハーモニー」の装飾アーティストとしての参加が決定して以来ここまで約7か月。紙素材を軸にハンドクラフトで空間世界を創ろう!と決めたものの、ずいぶんと悩み頭を抱えることも少なくありませんでした。歴史的建造物での創作は、現状保存のために、釘を打つことはもちろん養生テープを張ることさえも禁じられます。限られた手法の中で、いかにダイナミックに空間を変化させるかに知恵を絞りました。また、フラワーデザインやテーブルコーディネーションという私にとっては未知な世界とのコラボレーションもまた、ひとつひとつが目からウロコでありました。島津まどかさんという千人力のチームメイトを得て、花材や花器、お皿やグラスの選び方合せ方、テーブルのファブリックのいろいろ、などのディスカッションの中での彼女の指南はとても勉強になりました。



最終日の9日、日曜日。私は午前午後と2回講演での親子ワークショップのために、ほとんど地下ホールに詰めっきりでした。16時半頃、やっとワークショップの後片付けも終わって1階会場へ。まどかさん、そしてエリスマン邸館長の高村さんとともに、展示終了までカウントダウンとなった「白い森 - White forest」の中にたたずみ、その姿を目に焼き付けておりました。

「白い森」はもうこの世に存在しませんが、でも今後は写真そして動画にてその姿を見ていただけるよう、現在、作業中です。近日中に、MoNoホームページのギャラリーにまたアップいたします。

しかしながら、この「白い森」。その作品の一部は、私のみなとみらい近くの仕事場サロンスペースに移すことといたしました。そう。7月を目標に「プチ白い森化計画」を進めております。エリスマン邸での「白い森」を体感してくださった方々も、体感できなかった方々も、ぜひ「プチ白い森」にお越しください!



by マン・マル



2013年6月7日金曜日

白い森 ラスト3日!

<<マン・マル・メッセージ5>>

横浜山手の西洋館「白い森ーWhite Forest」も残すところ3日間となりました。いよいよラストスパートです。梅雨入りしたものの幸運なことに今のところ降雨ナシ!唯一、今日金曜日の午前中のみが雨の予報でしたが、現在、厚い雲に覆われた空模様ですが、はたして。。。。。

おかげさまで「白い森 -White Forest」には、多くの方にご来場をいただけ、そしてとご好評をいただいています。昨日は、イベント事務局専属カメラマンさんによる撮影日でした。前日の閉館後にコラボレーションしている島津まどかさんが、お弟子さん達と一緒に、生花を総入れ替え!フレッシュな最高のお花の状態でカメラにおさめるためです。なるほど~。やはり、空間が違います。フラワーデザインの知識乏しい私ですが、ずいぶんとこの期間中で勉強しております。


我が子をうまく撮ってもらうために
横で気を揉む母親状態です。。。。

会場内に設置しているリーフレットやメッセージカードが、追加設置した直後からドンドンなくなっていきます。嬉しい悲鳴です。新デザインのカードの印刷を追加発注しました。本日より大量に設置します!!

応接室に設えた 立体リーフ柄のロールカーテンです!!

さあ、今日もこれから出勤です!!


by マン・マル




2013年6月1日土曜日

OPEN!White Forest!

<<マン・マル・メッセージ4>>

前回の記事を読んで何人かの方からお見舞いメールをいただきました。
ありがとうございますっ!!
まだ、引ったくられたBAGは戻ってこないんです。。。。
でも、連絡先をいただけることで、また「ツナガル」ことが出来て嬉しい。。。。
本当にデジタルだのみ、機器だのみの現代ですね。


・・・さて・・・

OPENします。本日6月1日(土)。
横浜山手の洋館:エリスマン邸に「白い森-White Forest」が9日間限定で。


昨日に設営を終えました。今、全身が筋肉痛。
でも、とても良い空間が出来上がりました。

「白い森」の訪問客が最初に訪れる応接室
「風」をテーマにした空間です。

私のインスタレーションアートは、いつも基本的に、設定したテーマコンセプトを抽象化させて、身の回りにある規格工業製品を組み合わせたり反復増殖させたりして展開していきます。でも、今回は、いわゆるリアルな住空間のライフスタイルのインテリアコーディネート。そこにはバーチャルながらも「生活」を感じさせるストーリーとその可視化が必要です。当然に提案し設えるアイテム数も増大します。なので、本当に今回は、制作のために時間とエネルギーをつぎ込みました。

そして迎えた設営日。朝一番に到着した搬入車が予定していた車体より小さくて、2回往復運搬を余儀なくされるというアクシデントがありましたが、でも、設営作業自体は粛々と順調に。コラボレーションの島津まどかさんのお花チームと、我々MoNoのアートチーム、それぞれに或いは合体協同しながら、どんどんと空間が白と緑の世界に変身していきます。まどかさんにはお弟子さん陣サポーター、そしてMoNoには今回の協賛社の一つである専門学校の学生さん達の強力なバックアップで作業はテンポよく進みました。本当に心より感謝です。それでも、イベント事務局で設定された設営タイムリミットぎりぎりまで粘って粘って粘って空間をリフトアップ。


そして 築80余年の古い洋館に 
本当に「白い森」が出来上がったのです。

島津まどかさんとの協力タッグで完成したダイニングルーム
「水」をテーマにした森の饗宴の舞台です

設営終了後には、「花と器のハーモニー」イベント全体のオープニングレセプションに出席してきました。
花と器のハーモニー会場の一つ
「イギリス館」ガーデンにて
歓談の席では、当催事の総合プロデューサーであり、装飾アーティストコンペティションの審査委員長である前谷裕一氏から、個人的に「白い森-White Forest」作品へのお褒めの言葉をいただき大興奮!一緒に戦った島津さんそして長嶌さんとガッツポーズ!頑張ってよかった!こういうご褒美があるから、クリエイティブ挑戦はやめられないですっ!


by マン・マル