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2010年8月7日土曜日
虫の音を聞く会
<<まるゼミ番外エピソード 2>>
前週に続いて 私の横浜スペースで またまた「夏会その2」を催しました。マン・マルの親しい友人知人を招いての宴です。まるゼミの卒業生も何人か駆けつけてくれました。
このスペースの目の前には「掃部山」という横浜市所有の公園があります。掃部山。。。。皆さん どう発音するかわかりますか????正解は → 「かもんやま」 と読みます。ホント漢字って難しいですよね。地元の町名から来たのかと思いきや周辺にそのような住所は見当たらず。実はこの「掃部」は、「井伊掃部頭直弼(いい かもんのかみ なおすけ)」 に由来しているそうです。そう小学校の歴史の教科書にも登場していた幕末の大老の井伊直弼さん。ペリー来航時に、ほとんど独断で日米修好通商条約に調印した彼は、その手法には賛否あれど、とにかく横浜開港を推し進めた第一人者なのです。その功績を称えようと、銅像建立のため明治期に井伊家がこの山を取得して以来「掃部山」となったとか。
。。。。。ちょっと 「うんちく」してしまいましたが。。。。。
この公園では 毎年8月の第一土曜日に「虫の音を聞く会」という会が催されます。始めに聞いた時 私も「???」。で、実際に足を運んでみると、かなり日本情緒が満載のイベントです。公園全体はさまざまな万灯で飾られ、高台部の井伊直弼像の前の特設ステージでは琴や尺八の演奏が幾組もの出演者で展開します。そしてそれを囲むように幾つかの野点茶会のための小屋が立ちます。
どうも井伊直弼さんは、中央政治に関わる前の彦根藩主時代は、能楽や茶道に通じたかなりの文化系男子だったそうです。で、彦根城でも同タイトルの「虫の音を聞く会」が9月に開催され続けているとか。ちなみに 彦根城は桜の名所として有名ですが、ここも多くの桜が植えられ、横浜の花見の穴場スポットとなっています。すぐ裏には 横浜能楽堂もあるし。
京都で生まれ育った私は、けっこう彦根城に遊びに行くことも多かったので、4年前にこの場所に 自分の仕事場を構えてから、どんどん明かされる「彦根城つながり度」にちょっとびっくり!なのでありました。そのうちに ゆるキャラ・キング「ひこにゃん」に追随する掃部山マスコットが出てきたりして。。。。。
by マン・マル
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