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2012年2月23日木曜日

予告!今年も「山手芸術祭」

<<まるゼミ番外エピソード29>>

今年もやります。横浜山手芸術祭参加!
MoNoアートプロジェクト実行委員会という名前で。
作る作品は、やっぱりインスタレーションアートです。

今回の制作公開会場は「山手111番館」。住所は横浜市中区山手町111。そうです、正真正銘に当建物はこの場所のために設計建築されたものです。数ある横浜山手地区の洋館の中には、保存を目的に他の土地に建っていたものを移築してきたものも多数あります。でも「111番館」は、80年以上前にこの敷地に誕生して、同じ場所で生き続けている建物なのです。今やこの土地は、横浜の観光スポットの一つ「港が見える丘公園」のバラ園から続く場所となり、ダイニングルームから望む景色はとても美しいです。
設計者は米国人建築家J・H・モーガン氏。そう、私が昨年の山手芸術祭の時に作品発表した会場「ベーリックホール」と同じです。そのデザイン傾向も同じで、当時の米国で流行していたスパニッシュスタイルです。横浜で活躍していた英国人両替商ラフィン氏の邸宅として設計されました。
ベーリックホールは現存する山手洋館群の中で最も大きな建物規模ですが、この111番館は小ぶりな2階建ての邸宅建築。けれど、ボリュームが小さな分、特にエントランスから続くリビングホールとダイニングの空間のデザイン密度は高いです。
今年の会場はここ! 横浜山手111番館
左photo : スパニッシュなファサード
右photo : 吹抜けなリビングホール
私達は、この吹抜けを持つリビングホールで空間アートを制作いたします。構想アイデアもまとまり、事前準備もほぼ整いつつあります。あとは~。体調を整えて、集中力を高めて、当日の真剣勝負に挑みます!!


by マン・マル