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2013年2月5日火曜日

井上信道展 と 卒論プレゼンテーション

<<まるゼミ番外エピソード45>>

またまた横浜山手地区に行ってきました。今、山手は第7回山手芸術祭の真最中。一昨年&昨年と2年連続にこの芸術祭にアート出展させていただいた私ですが、今年はお休み。というのは、4か月後の6月の山手イベントに参加させていただくこととなっているんです。このご報告はまたあらためまして。。。。

で、この日の目的はこの芸術祭のプログラムの一つとして山手234番館にて催されていた「井上信道の彫刻とアトリエ」という展示会と、「井上邸と横浜の洋館付き住宅」と題する神奈川大学の内田青蔵教授のギャラリートーク井上信道氏とは、横浜を拠点に昭和の時代に活躍された彫刻家です。その作品数はおびただしい数にのぼり、その何点かは今も横浜の街かどに設置されていて、私も今回の展示を見て思わず「あっ、これ知ってる!」と口走ってしまいました。



 この展示会の影の(?)コーディネーターが白川葉子さん。いつも何かと私の活動のサポートをしてくれる大切~な友人です。この日は久々に2人でランチしつつのおしゃべりに花を咲かせた後に、現地を案内していただきました。と言っても実は、会場に到着するやいなや、彼女は私の案内どころではなく、テレビ取材者の誘導やら主催者である井上氏の奥様や自身もアーティストであるお嬢さんの大野静子さんらのサポート、さらにはセミナー準備に入る神奈川大学の学生さん達との調整等で駆け回ってました。。。。私はポツンと一人、でもじっくりと作品やスライドショーを鑑賞することができました。

 この日は展示の最終日ということもあって、ギャラリートークが始まる20分前にはこの西洋館の2階はもうすごい人口密度状態に。当然に、セミナールームに人は収まりきらず。私は当初は室外へと遠慮してマイクスピーカーからの声だけでトークを楽しんでいたのですが、急遽に最前列のさらに前に特設された席に案内していただき、出演者に手が届くというVIP状態(?)で参加することができました。前述の井上信道氏のご家族の方も加わってのトークとなるのかな~と思っていたのですが、始まってみると、実は、神奈川大学工学部建築学科・内田研究室の学生さんの卒業論文の公開プレゼンテーションでありました。それはそれで、私にとっては興味深い!日本近代住宅の歴史を計10名の学生さんがそれぞれの切り口でリサーチしたものを発表するというもので、それはまるゼミの設計やデザインの提案とは全く異なる分野です。でも、ジャンルは違うとはいえ、学生さん達からヒシヒシ伝わってくる緊張感はまるゼミメンバーと一緒だなあと、ちょっと微笑ましく感じました。全学生さん発表後に内田教授がコメントされた「聞いているほうは心臓に悪いですね」の一言が会場を和ませたのが印象的でした。


 
 これらの発表の後に、ラストのプログラムとして教授のレクチャーが予定されていたのに、会場の制限時間いっぱいとなり「またの機会に~」と中止となってしまったのでした。テーマの「洋館付き住宅」とは、まさしく私が先月に取り組んだインスタレーションアートの舞台の「旧柳下邸」のことなので、勉強させてもらお~と襟を正して待っていたのですが。。。残念!
 

by マン・マル