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2011年2月25日金曜日

予告!HAA in 銀座アップルストア

お知らせです。
来週末に、またまた銀座アップルストアにて、当まるゼミ含むデザインカレッジの卒業制作の公開プレゼンテーションを実施します。1月末に実施されたHAアワードの優秀作品がお目見え致します。選出されたメンバー達は、学内プレゼンテーションの内容をこの舞台のためにさらにブラッシュアップ中です。

2011年 3月 4日(金) 19:00~20:00
アップルストア銀座 3Fシアター
入場無料

もちろん入場無料で、どなたでもご覧になっていただけます。
金曜日の夜、銀座界隈におられるようならば、ぜひお立ち寄りください。

by マン・マル



2011年2月20日日曜日

report!human-style 5 !

おかげさまで好評のうちに学内展示「human-style 5」は終了することができました。会場風景をご紹介します。


会場デザインのコンセプトは「氷のギャラリー」。
自分たちが慣れ親しんでいる講義教室をほんの一時だけ凍らせて、2日間限定のギャラリーを出現させたというストーリーです。白い不織布で部屋の壁や机をそっくり覆っています。白い膜の奥にうっすらと浮かび上がる教室の光景は、そう、大地や草花が氷の中に閉じ込められているイメージです。LEDの青白い光はいっそうと空間の白を強調してくれます。

まっ白い空間の中で、色彩を放つ唯一のものが、学生メンバー達の作品です。それぞれがこの1年間に挑んできた作品に再度の手を加えて出展しています。モデリング授業の家具制作や空間演習の模型が目を引きますが、建築図面や各種企画提案等が詰まったポートフォリオ、そしてプレゼンテーション用に作成した動画などもしっかり披露しておりました。


さあ、次は、毎年度に発行されるカレッジ作品集の制作です。展示会場の撤去片づけが終わった翌日、学生メンバー達は自分たちの作品ページを作成するために、カレッジPCルームに集結していたのでした。。。。その歩みを止めないペース。。。。実はここ最近、息切れ気味だった私はちょっと彼らを見習わねばな~と思ったのでありました。

by マン・マル

2011年2月13日日曜日

「魅学力」<human-style 5>

今週末、当スクールでは今年度の学習の集大成として学内展示を催します!我らデザインカレッジ、そしてゲームアニメーションカレッジとマンガカレッジの3カレッジ合同イベントです。今年のテーマ・タイトルは「魅学力-ミガクリョク-」~学んだことを見せる力~。つまり「いかに自分達の作品を魅力的にプレゼンテーションするか」ということでしょうか。

まるゼミも含め、今年度の全授業は先月いっぱいで終了しましたが、この2週間余りは、学生メンバ-達はこの展示イベントのために時間と労力を注いできました。まずは自分自身のこの1年間を振り返り、披露できる作品をピックアップし、さらに展示にふさわしいレベルにブラッシュアップせねばなりません。この個人作業に加え、メンバー全員での展示空間づくりを並行させていきます。そう。インテリア+雑貨専攻の展示ルームメンバー達によりデザイン・コーディネートされた空間です。いつもは椅子と机が並ぶだけの講義室が、彼らのデザインと施工によって2日間限定のかっこいいギャラリー空間となります。(。。。なるはずです。)私マン・マルもご意見サポーター役(?)として時折り顔や口を出させていただきました。さあ、出来上がっての空間との対面が楽しみです。

例年、この学内展示はカレッジ全メンバーで取り組む年度ラストの行事となります。つまり、卒業年メンバーが多くのことを下級生に伝える最後のチャンスなのです。今年もしっかりと、先輩から後輩へとバトンがつながっていきますように。。。

<「魅学力」 human style 5 >は 
2月18日(金)11:00~19:00 +19日(土)11:00~18:00
どなたでも無料で自由にご覧いただけます。

by マン・マル

2011年2月5日土曜日

インスタレーションアート「分子の森」

<<まるゼミ番外エピソード12>>

HAアワードの熱気あふれる会場を後にした翌日の1月30日。
私は、山手芸術祭のアート展示制作のために、横浜は山手の「ベーリックホール」のリビングルームで一日を過ごしました。朝9時に、材料道具が詰まったキャスターバッグ2体を転がし現地に到着。。制作には、昨年に横浜・馬車道で私が催した講演報告会で司会ナビゲートを引き受けてくださったSさんがお子さんサポーターを連れて参加くださいました。子供は風船、大好きですよね。まずは手分けして、せっせと約1000個の風船を膨らませます。そして連結作業。この日も当館自体は通常通りの開館状態なので、天気の良い日曜日とあって、多くの見学者が不思議そうに私達の制作風景を遠巻きに見てました。私達はとにかく、時計とにらみ合いながら作業集中!陽が傾き始め、閉館時刻が迫り来る中で分刻みの最後の吊り込み作業を終えて、なんとか設営完了となりました!

透明バルーンは昨年の仏モンペリエでの作品「UKIGUMO」にて出会ったマテリアルです。この材料が持つ魅力に少々とりつかれてます。宙に浮くバルーンは当然に軽くて、その浮遊感が最大の魅力。でも透明なバルーンは、時にはガラスのように硬質に見えることがあります。パリンと割れて砕け散りそうな薄いガラス玉のような緊張感が実は隠れたもう一つの顔。そしてまた時間経過と共にどんどんと白濁し、その表情を変えていくところもお気に入りです。

作品タイトルは「分子の森 -molecular cluster」。
80年の歴史を持つこの建物空間の記憶の可視化。。。がコンセプトです。様々な人々がこの場所で様々な行為を繰り広げてきました。建物はそれらの思い出をしっかりと記憶に刻んでいるはずです。目に見えないはずの観念的な記憶を、目に見える形にしたら。。。一人ひとり、一つひとつの記憶がまるで分子構造モデルのように連なって出現したというストーリーです。宙に浮いていたり、床に転がっていたりして、実はこの空間を訪れる私達を取り巻いている!というものです。

今回、このノスタルジックな歴史建造物の空間で、マル一日をかけて制作というクリエイティブな時間を過ごせたことは至福な経験でした。また5日間と短い展示会期ではあるけれど、自分の作品がこの空間の一部と化している幸福感も贅沢でありました。展示を知って見に来てくれた方、建物を見学に来て奇妙な物と遭遇してしまった方。。。。いろいろな方に目にしていただけ有り難い限りです。

作品は5日土曜午前に全撤去となりました。
マル一日かかった制作に比べ、後片付けは1時間。儚いものですねえ。
山手芸術祭はまだまだ続きます。
晴天が続くこの季節、ぜひ非日常空間にお出かけください!

by マン・マル