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2013年2月15日金曜日

まるゼミ閉鎖のお知らせ

本日のブログタイトル、少し、一方的で失礼します。。。

実は、デザインカレッジ・インテリアデザイン専攻にて長年にわたり私が務めてきましたまるゼミを閉講することを決意いたしました。

うーん。実は、このまるゼミ。16年間も続いてました。日本人でいうと、義務教育を終えてプラス1年間の長さです。自分でも言うのを躊躇するほど長いです。もちろん長い年月の中で、学校システムや専攻科目名等の諸々なディーテールの変遷はありましたが、私マン・マルが出来る限りの時間とエネルギーと魂を傾けてきた「ものづくりを伝える時間」であり続けていました。

この場所がとても好きだったので、こんなに長居をしてしまいました。少人数制のゼミゆえのメンバーとの近い距離感でいられることが好きでした。メンバーそれぞれの不安感や劣等感や夢や目標を私も肌で感じながら、よりポジティブによりアグレッシブに染めていくのが私の任務だと思っていました。昨日出来なかったことが今日出来るようになった時の「やりましたよ!」というメンバーのドヤ顔が私は好きです。そんな時の彼らは決まって「褒めてくださいよ」光線を発します。そんな光線を浴びせられた際は、私も思い切りなリアクションで答えます。成功体験の共有は私のエネルギー源でもありましたし、メンバーを叱咤する時の言葉は自身への自戒のメッセージでもありました。また、ゼミ時間外での活動も私の密かな楽しみでした。特に現役&既卒含めたメンバーとの私の横浜サロンでの宴では、私は献身的に(?)調理や給仕に徹しつつ、教室外だからこそOKな話題で盛り上がるのも好きでした。とにかく、私はこの16年間まるゼミとずーっと一緒でした。


なのに閉講。その決意の理由はいろいろあります。
本当に大切な何かを決意する時は、決め手になる理由はあれど、唯一直接の理由なんて無いと思います。まずはきっかけがあって、それに憤ったりへこんだりして。で、少し冷静になってくると、そんな自分の心の置き所や気持ちを整えるための策を考え始めます。そしてさらに、自分はどうしたいのか、どうなりたいのかを自問しながら、そうなるための道を探すのです。今回の決意に至るキーワードは「10年後のなりたい自分」。なりたい自分になるために、私はここからの10年間、どのように限りある時間とエネルギーと魂を効率よくどのように配分していくべきなのか~。そんなことを実はこの1年間グルグルと考えていました。で、今の自分にとって少し大きめウェートであるまるゼミをいったんここでリセットしてみようという考えにたどり着いたのでありました。


この日。次年度もう1年間の付き合いを予定していた現1年生メンバーに別れの言葉を伝えました。この決意をするにあたり、私が最も申し訳ないと思う人達。だから、自分の言葉できちんと対峙して伝えました。「なんで、このタイミングなんですか」「もう1年延ばしましょうよ」。確かに。そうですよね。本当に突然に言い渡す私の我が儘。「横浜サロン会は続けるから」「夏の特別講座とかあるかも」と言うのが私が精一杯の絞り出せる言葉でした。


そうなんです。単発もの(?)での、まるゼミ開講はあるかもなのです。そんな話も少しいただいているようないないような~。でも、とにかく、この場所での1年を通しての通年まるゼミは終わりです。3月に卒業するメンバーと共に、私もこのカレッジこの専攻を卒業です。

この私の決意を受け入れてくださったカレッジ主任さんのご配慮で、退官記念講演の機会をセッティングしてくださることとなりました。といっても、大学教授でもあるまいし記念講演なんて器でもないので、私は自分の卒業式=さよなら公演(?)と思って、多くの人たちに感謝の意を表して区切りをつけようと思います。当日の会場デザイン&設営を最後のまるゼミメンバー達に依頼しました。「最後の課題ですね、わかりました」と言ってもらえたし、楽しい明るい会にしようと思っています。ただ「何を話そうか~」と悩んでます。もし、この記事を読んで「最後にマン・マルにこれを聞いておきたい!」ということがあれば、ぜひ、このブログに或いは個人的に直接に申し付けてください!なにせ、カレッジの最古参。お伝えすべきことはしっかりと伝えなきゃと思ってます。

さよなら公演は 3月15日18時半から。
席数調整が必要なそうで、参加いただける方はぜひ事前申告ください。

左:インテリアデザイン専攻 // 右:グラフィックデザイン専攻
ちなみにこの日は、毎年に実施される学内作品展示「Human Style」初日。
当デザインカレッジの2専攻も1年間のさまざまな作品を披露しました。
by マン・マル