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2010年8月20日金曜日

IKEA戦略

<<まるゼミ番外エピソード 4>>


久々に IKEA に行ってきました。私が通うのは横浜市内の「IKEA港北」。平日とはいえ夏休み真っ只中ということもあり相変わらず盛況でした。


DIY前提の、そして低価格が前提の商品ということで、IKEAのデザインは 組立方法や取付金具がシンプルな分、デザイン的には荒削りでワイルドなところもありますが、でもやはりコストパフォーマンスを考えると非常に魅力的。


IKEA発祥が北欧はスウェーデンってのはお馴染みですが、現在の本社はオランダ。でも今もIKEA製品のネーミングスウェーデン語がベースです。どうりで意味もわからないし、覚えにくいんですね。製品名をメモで書き控えるのに いつも ちょっと苦労します。。。。


今や日本国内には5店舗が展開されています。ワールドワイドでみると 
欧米中心に40カ国300店舗に迫る発展ぶり。私は昨年にAIR活動でウイーンに行った際に現地のIKEAに脚を運びました。

                                           IKEA in Vienna  
取り扱い商品はまったく日本と一緒フロア構成やディスプレイ方法も寸分変わらず。ただ案内サインと価格タグが独語とユーロ表記なことだけが「ここは日本じゃないんだ」 と感じさせてくれることでした。海外進出する折りにも、現地の小売りスタイルを取り入れることなく、徹底的に既存スタイル一本で押し通し発展し続けるIKEA。製品そのものへの魅力もさることながら、特筆すべきは次々に繰り広げられるレビドラマの美術セットのようなディスプレイ。お洒落にコーディネートされた仮想ルームの中に入り込み、子供やカップルが楽しそうにソファに座ったり、キッチンに立ったり。。。というIKEA店内の光景は、ヨーロッパでも日本とまったく同じでした。ショップ空間構成におけるこのアミューズメント性万国で通用する武器だったんですね。勝因ここにあり。


by マン・マル

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