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2014年3月8日土曜日

モダン茶会

日本建築家学会JIA神奈川主催
「横濱建築祭」
<草風茶室>
3日間の命を無事にまっとうし終了いたしました

ご来場いただきました方々
ありがとうございました


お茶席のための 床の間しつらえ
とたんに 茶室空間が色っぽくなりました

期間中には 1日限定ですが
武者小路千家のお点前による茶会が催されました。

お茶会前。
亭主の方の手により 床の間飾りがしつらえられました。
「灯明 香炉 花立」という
和の設えの 定番トリオです。

ちょうど雛祭りの前日ということで
香炉は桃の実をかたどった陶器。
花は桃の花と 一輪の「姫ツバキ」。
そっけなかった茶室が
設えによって 空間に「季節を愛でる」
というコンセプトが吹き込まれます。



たった2畳の広さなのに。
けっこう広いのです。
囲われているけれど 開放的なのです。

 ・真っ白な空間で 天井が抜けていて
 ・囲っている壁面に凹凸のリズムがあって
 ・空隙のぞき穴がたくさん空いているからでしょうか。。。。



茶道家の方も
この不思議なユニット茶室を気に入ってくださいました。
茶会では 亭主が 客人に
床の間飾りや 茶道具の説明をされますが
あわせて この「草風茶室」についても
熱く語っていただいていました。

お子様連れ家族や 外国の方も含め
多くの方が このモダン茶会に飛び入り参加くださいました。
150個用意されたお茶菓子も 底をつく盛況ぶり。

空間は やはり 人が集ってこそ輝きます。
自分がデザインした空間で
人が幸せそうな様子で ひと時を過ごしてくれている風景。。。
創り手としては 至福の時間。
これがあるから デザインは 止められません。

by マン・マル