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2012年12月27日木曜日

ゆく年2012。。。

<<まるゼミ番外エピソード43>>

クリスマスが終わり、街は一気に正月飾りへと変身中ですね。おかげさまで私のクリスマスイベント「アートで過ごすクリスマス」も終了!インスタレーションアート「1+1(ワン・プラス・ワン)」の撤収も完了。展示室だった「表玄関前室和室」「洋館部1階洋室」ともに、一切のアートの跡形も無く、元の姿にもどりました。。。。

クリスマストが終わると、仕事納めのカウントダウンです。会場から持ち帰った「1+1(ワン・プラス・ワン)」のアートを部屋で解体&一部保存。(うーん、室内には怪しげなオブジェが年々どんどんと増えていってます)そして、そんな作業とともに行ったのが、バルコニー再生作業。当方は築20年以上を数える分譲マンションの一区画にありますが、実は今年は秋から10年ぶりの大規模修繕工事にあったのです。皆さんも街中でよく見かけられると思います。新築でもないのに、単管パイプ足場がビル外壁を取り囲み布が張られている光景を。夏の暑さがピークを越した9月中旬から約3カ月、私のスペースはこの布に包まれた状態でした。バルコニーの植物プランターやウッドデッキ+フェンス類を室内に避難させたため、室内インテリアはかなりワサワサ。洗濯物は部屋干しが続きました。

でも、嫌いじゃなかったです
外壁の外側に立った足場は、肉体改造ギブスみたいで好きでした。


次に張られたまっ白な布。キレイです。見慣れた窓からの風景が、空が光が、ちょっとぼやけて見えるんで「夢の中の光景」みたいです。それに。布で包まれている感は、布団の中にもぐり込んだような安心感にも似ています。これが真夏期だと風が通らずでかないませんが、季節は秋から冬だから、ぜんぜん平気。「きゃーキレイ!」と絶叫させてくれた極めつけは、台風大雨が去った後の朝打ちつけられた雨粒が布表面にとどまり、厚い氷のような風貌に。立ち上る太陽の光が拡散され、形容しがたい美しさ!思わずPhoto chance!!
上段 晴れた日の景色
下段 台風一過の早朝


夜の姿にこれまた感動。まさしく建築が織りなす光のアート!
夜の建物外観遠景(左) と近景(右)

けれども。。。。やはり。
窓開口部のすぐ外の足場床を職人さんが常にウロウロする事には慣れませんでした。特に後半の1カ月半ほどはカーテンブラインドは閉めっぱなしにせざるをえず、これはかなりのストレス。環境における光や景色って、大切なんだなあと当たり前なことを納得させられました。そしてやっとの工事終了で白い布が取り払われ足場が解体された時は最高の解放感!でありました。というわけで、室内に退避させていたウッドデッキをバルコニーに敷き直し、植物達も風そよぐ自然光の下に再セット。日本人の住生活には、縁側あるいはバルコニーが必須なんですねえ。
(今回はマニアな写真ばかりですみません)
足場解体中。景色に手が届く解放感!

そんな2012年がもうすぐ終わります。
いやいや今年も頑張りました。お疲れ様。ご苦労様。
でも来年は もっともっと素晴らしい一年にしましょう!よいお年を!

by マン・マル





2012年12月18日火曜日

山手のクリスマス2012

<<まるゼミ番外エピソード42>>

 こちらは横浜のもう一つのクリスマスイベントレポートです。私も今年は芸術祭でお世話になりました横浜中区の山手地区。江戸時代末期の日本開国以降、外国人居留地として洋館が立ち並んだエリアです。今でも数件の建物が横浜市によって所有保存され、一般に公開されています。つまりいわば、明治維新期よりの西洋文化の情報発信地なわけで、ゆえに、12月のこの山手への人出は「西洋スタイルのクリスマス」を体験するためにスゴイのです。近年のこの山手クリスマスのテーマコンセプトは「欧米の国別スタイルのクリスマス装飾の披露」です。7館それぞれが欧米のひとつの国を選び、その大使館等のバックアップも得ながら「その国ならではのクリスマスアート」を披露します。

 7館ある市の洋館群の中で、偶然に今年は、私の友人2名がそれぞれの洋館でクリスマスアート装飾を担当していらっしゃるということで、少しでも人の少ない平日の時間帯を見計らって覗いてきました。
松村みどりさん の ブラフ18番館
まず最初はこちら「ブラフ18番館」。イタリア山公園内に位置し、山手洋館群7軒の中では一番はしっこ。階段を下りればすぐにJR石川町です。こちらでフラワーコーディネーターの方とコラボレーションでテーブルコーディネートおよび空間ディスプレイを担当されたのが松村みどりさん。私はいつも「みどり先生!」とお呼びしています。というのも、みどり先生も、このまるゼミの所属するデザインカレッジの先生!であり、お互いカレッジ講師としては古株組なんです。みどり先生談話によると、当デザインカレッジのGD専攻現役生もスタッフ参加したそうです。。。。VMD(ビジュアル・マーチャン・ダイジング)を本業とされているゆえ、もう、こういった雑貨ディスプレイはお手の物、ですね。こちらのテーマ国は「オーストリア」。おー、懐かしい。私は3~4年前にウイーン郊外に計3ヶ月滞在し現地建築協会さんのサポートでアートイベントをさせていただきましたから、オーストリア帝国の空気感は肌がまだ覚えています。静かでおしつけがましくない気品とプライド、華美でない優美さと可愛らしさと素朴さと、みたいな空間がしっかりと伝わって来ました。

島津まどかさん の エリスマン邸
もう一つは、イタリア山公園から徒歩15分ほどの元町公園の中にたたずむ「エリスマン邸」。担当されたのは、フラワー&テーブルコーディネーターの島津まどかさん。横浜を拠点に活躍されているアーティストで、この山手エリアでは季節の洋館の装飾コーディネートをずいぶんとされています。昨年のクリスマスは、「山手111番館」の装飾をされていました。そう、私が今年3月に山手芸術祭で「光の波線-Wave of Daylight」を発表させていただいた洋館です。今年のエリスマン邸の国テーマは「クロアチア」。ん?聞きなれない方もいらっしゃるかも。東ヨーロッパにあり、20世紀末にユーゴスラビアから独立した国です。まどかさんご本人に案内していただき、装飾のコンセプトやご苦労の裏話をうかがいつつ堪能してきました。オーストリアの国旗も「赤と白」ですが、クロアチアも「赤と白」。(もちろん日本も「赤と白」(笑))。まどかさんはこの「赤」とアドリア海を表現する「青」をテーマカラーに選び、エリスマン邸1階の連続する部屋スペースを「赤のゾーン」と「青のゾーン」に分けて完璧にコーディネートされていました。青は爽やかにそして優美に、赤は可愛らしく楽しく。横浜各所でフラワーアレンジメントの教室を持ってらっしゃるとのことで、その生徒さんがやはりかなりお手伝いしてくださったとか。そういったパワーは本当に有り難いですね。


 実はまどかさんとは、みどり先生からのご紹介です。またあらためましてこのブログでしたためますが、来年のとあるアートイベントでコラボレーションしてくださる方を探していたところ、みどり先生が「デザインの感性がぴったりだから!」とつないでくださったんです。。。。今までも偶然にまどかさんの空間コーディネートは目にしたことはあったのですが、あらためて、「一緒に空間を創造していくチームメイト」として体感させていただき、安心感とそして刺激をもらえたのでありました。

 みどり先生、まどかさん、素敵なクリスマスをありがとうございました。

by マン・マル




2012年12月16日日曜日

お屋敷でアート体験!

<<まるゼミ番外エピソード41>>

この日は旧柳下邸のクリスマス2012「アートで過ごすクリスマス」のプログラムの一つである「こどもワークショップ」の初回日でした。サポートいただく現役および卒業組のまるゼミ女子3名とJR根岸駅にて待合わせ、開始2時間前に会場入り。陽光も暖かな快晴で、庭先からは富士山がキレイにのぞめました。

静かな大正時代のお屋敷で
こども達を迎える準備をすすめます

定刻の14時。参加予約者は一名の遅刻も無く全員集合!簡単な挨拶の後、まずは一つ目のプログラム「旧柳下邸についてのお話し」。横浜市認定歴史的建造物であるこの建物のつくりやエピソードを館長さんにお話しいただきながら、館内をぐるっと回ります。で、二つ目プログラム「アーティストと一緒にアート鑑賞<1+1(ワン・プラス・ワン)>」。私マン・マルが、この2室のインスタレーションアート制作のテーマやコンセプト等を説明。「だけど。アートってもっと自由に見ていいんですよ!」というお話しをさせていただきました。。。。とここまでで、予定時間を大幅オーバー(汗)。さあ、居間スペースに入っていよいよメインイベントの「光るミニクリスマスツリーづくり」に着手!

道具材料が整然と並べられたワークショップ前のテーブルが・・・
賑やかな創作の場に変身
こども達は、やっぱり若くて楽しく明るいお姉さんが大好きなんですねえ。最初は緊張モードでしたが、まるゼミ女子3人娘の優しいリードでツリー作りが進むとドンドンとリラックス。手作りツリーが完成する頃には、すっかり打ち解けて、まるゼミ女子が構えるカメラに向かってヘン顔してくれる男の子も。

かわいい!と特製バッグは大好評。
そして、完成ツリーはまるゼミ女子の一人であるアーティストのYukkaさんのオリジナルデザインバッグでお持ち帰りバッグ正面には白クマ君の「happy marry Christmas "1+1"」の吹き出し付き。そして、他3面のデザインは旧柳下邸の建物意匠が取り上げられています。
さて、この模様は建物のどこの部分のデザインなのでしょう??
まだワークショップは今週末もあるので、答えは次回にお教えしますね!

by マン・マル




2012年12月9日日曜日

光が加わって 「1+1」

<<まるゼミ番外エピソード40>>

クリスマスアート「1+1(ワン・プラス・ワン)」がOPENして1週間。。。
実はこの週末に作品をバージョンアップすべく、再びの現地作業をしてきました。何が大きく変わったかというと、光の演出が加わりました!

やはり旧柳下邸で手掛けさせていただいた昨年のクリスマスアート「Snow Yokohama Christmas」では作品にイルミネーションライトを埋め込んでの光の演出を施していました。その幻想的な世界観が素敵!と言って下さる方もいて嬉しかったのですが、ただ、それは、展示空間がある程度の暗さにならないと出会えない景色でした。旧柳下邸は丘の中腹に建つ建物ゆえ、その日当たりは最高!なんです。特に洋室は2方向に大きく開かれたガラス窓からサンサンと陽光が差し込みます。つまり光アートを楽しんでもらえるのは、閉館近くの夕方16時以降か、あるいは太陽が覗かない雨の日か分厚い雲が空に広がっている日か、ということになってしまうんです。せっかくにイルミネーションのアートを楽しみに来てもらったのに、昼間の日差しで「ぜんぜん、光が見えないわ~」なんてことも実は昨年はありました。ということで、今年は光演出は諦めて空間造形の面白さで勝負しよう!となったのですが、館長さんいわく、「今年は光イルミネーションが無いの?」とオープン直後から声が相次いだとか。期待していただいているなら、よし!トライ!
LED照明器具をしのばせるために、和室アートも空間構成を少しアレンジしました。

曲げわっぱの海!
畳の上で作業していると、
なんだか「伝統工芸の職人さん」に見えてくるから不思議

ということで「1+1(ワン・プラス・ワン)」は、昼の顔と夜の顔の2つの景色を持つ作品となりました。これもまた相対する要素の協演という作品コンセプトの一部となり得るな~、と個人的には思っています。お昼間の明るい日差しの中では、和室アートと洋室アートの造形の面白さを楽しんでいただけますが、でもやっぱりお薦めは、日が少し傾いた16時頃からかなあ。少しずつ少しずつアートの光が輝き始めます。

左: リーフレットコーナー。自由にお持ち帰りください。
右: 洋室アート。閉館直前の時間にはこんな空間に!


by マン・マル

2012年12月2日日曜日

OPEN! 「1+1(ワン・プラス・ワン)」

<<まるゼミ番外エピソード39>>

全国的にこの冬一番の冷え込みだった12月第一日曜日。私は、前回にお知らせした横浜根岸の旧柳下邸にてインスタレーションアート「1+1(ワン・プラス・ワン)」の設営に取組みました。

手掛けたのは「表玄関前室 和室」と「洋館部1階 洋室」
和室アートと洋室アートの一対で
 「1+1(ワン・プラス・ワン)」の作品となります

いや~寒かった!「でもそれは旧柳下邸でだから。。。」と思ってました。大正期の日本住宅ゆえに、その再現保存においては基本的に冷暖房設備を付加していないこのお屋敷。なので、万全の厚着対策を施して現地に乗り込んだものの、寒さはかなり上手でありました。朝は澄み渡る青空で陽光を有り難く受けていたものの、午後に入ると厚い雲が空一面に。玄関土間すぐの前室和室で作業していた私は、シンシンと土間の御影石から伝わる冷気を感じ続けながら「あと3時間!」「あと2時間!」と時間に追われて一心不乱に作業していたのでありました。

設営中!
なんとか、閉館時間ぎりぎりに設営を終了。館長さんからいただいた暖かい一杯のコーヒーが本当に有り難かったです。。。

静謐な日本家屋空間がアートギャラリーに

アート展示は24日のクリスマスイブまでの公開です。作品補正&撮影も兼ねてちょくちょく覗きに行きますが、次の山場は「こどもワークショップ」!おかげさまで、2回両日ともに予約満席!キャンセル待ちも出るほどに申し込んでいただいてるとのこと。これからこちらの準備に着手です!


by マン・マル



2012年11月12日月曜日

2012のクリスマスアート

<<まるゼミ番外エピソード38>>

もう11月も半ばになろうとしています。そろそろ年末までのスケジュールが見えてくる時期ですね。で、今年もやります、冬・クリスマスのためのインスタレーションアート創作。昨年と同じく横浜の根岸なつかし公園内の旧柳下邸にてその機会をいただくこととなりました。


旧柳下邸のクリスマス2012
  『アートと過ごすクリスマス』
  2012年12月3日(月)~24日(月・祝)


2年連続で旧柳下邸にてクリスマスを体験させていただくことになるわけで、だったら、昨年より、頑張った催しにしようということで、手掛ける展示スペースを前回より少し広げます。そして展示以外のプログラムも加えようということで「こどもワークショップ」を日時限定ですが実施することとなりました。ということで、旧柳下邸さんの強力な共催サポートをいただき、今年は以下の2つのプログラムを主催という形で手掛けさせていただきます。

●プログラム 1 <アートギャラリー>
  ~アーティストのクリスマス飾り~
  『インスタレーションアート : 1+1(ワン・プラス・ワン)』
  デザイン : MoNo
  制 作   : MoNoアートプロジェクト実行委員会

●プログラム 2 <こどもワークショップ>
  『古いお屋敷でアート体験!
   光るミニ・クリスマスツリーづくり』

  進行   : MoNoアートプロジェクト実行委員会
  実施日時: 12月16日(日)/22日(土) 計2回 
          両日共に14:00~ 所要1時間予定
  定員   :  両日それぞれに15名
    参加費  : お一人500円/親子ペア800円
          (材料費、道具使用費用込み)
  申込み  : 会場となる根岸なつかし公園旧柳下邸事務局へ
            お電話(045-750-5022)または直接に現地窓口へ


プログラム1のインスタレーションアートについては、すでにデザインも固まり、いつものことですが、現在は粛々とアートのパーツを制作中です。今回はシンプルに紙素材を使ってユニークな冬の景観を表現しようとしています。プログラム2については、昨日より参加受付が開始になりました。館長さんからの速報メールでは、おかげさまで初回枠についてはほぼ定員に達したとのこと。クリスマス直前の22日(土)は、まだ余裕がありますので、小学生のお子さんをご存知の方はぜひ宣伝ください!ワークショップでは、旧柳下邸という貴重な文化遺産である建物のお話あり、そして僭越ながら私自身がどんな事を空想しながらプログラム1の空間アートを創作したか~などのコメントをさせていただきながら子供達と一緒にアート鑑賞しようと思っています。そして、メインは小さなクリスマスツリーづくり!自宅のテーブルに可愛く飾れるLED照明を組み込んだツリーを作っていきます。

お子さん達の作業の進行サポーターとして、まるゼミ卒業生の女子メンバーにも手伝ってもらえることとなりました。そのうちの1名はアーティストyUKKAさん。以前にこのブログででも、カフェスペースでの個展をリポートしました、あの彼女です。

昨年9月 yUKKAさん個展の際のカード
シンプルなデザインの中に気品とキュートさがある
素敵な世界観!

ワークショップ当日のお手伝いだけでなく、彼女には、出来上がったミニツリーをお持ち帰るする際のペーパーバッグをオリジナルでデザインしていただいています。そう、このイベントだけの限定ペーパーバッグです!贅沢~!独自の世界観を持つ彼女のイラストでどんな素敵なバッグが出来上がるか、私もとても楽しみです。12月の16日と22日の夕刻前、可愛いオリジナルペーパーバッグを持った子供達がいっせいに旧柳下邸から横浜の街に飛び出していくのだ!と、勝手に妄想しドキドキしている私です。



by マン・マル



2012年11月2日金曜日

今年も 東京デザイナーズウィーク

 やっぱり今年も東京デザイナーズウイークに当カレッジの姿はあります!!
先月10月30日(火)から始まった当イベント。私は開催3日目に、高校生達を連れて行ってきました。

高校生というのは、「デザイン高等学院」と呼ばれるシステムに通うティーンエイジャーです。このシステムとは、いわば当カレッジ入学の予備校と言えば良いでしょうか。当カレッジの学生になるには高校卒業資格が必要でありますが、このシステムで基礎デザイン力を学び習得出来たと認められれば、高校在学中から本科カレッジの学生になれるのです。現在、本科カレッジより私を含めた講師4名にて週2回のデザインゼミを実施しています。

そんな彼&彼女達を連れて、2012年の東京デザイナーズウィークを見て参りました。
当カレッジは今年も2ブースを出展。メイン会場建屋内の学生展、そして屋外のコンテナ展です。

内部ブース) iPadを使ったオリジナルアプリを制作公開!        
しりとりゲームを「絵」でつなげていきます。

コンテナ・ブース) 2つのお題(「お弁当」「英語アルファベット」)を設定し
それぞれが生まれ育っていく   
3つのステップをユニークな    
ディスプレイでプレゼンテーション!

 この日は夕方から、当カレッジ主催での「ワークショップ」がメイン会場内で行われました。
そのタイトルは「ペンを使わないクロッキー」。色とりどりの粘土を使って、1テーブル10名の参加者が協同で10個のミニオブジェを制作して行きます。時間を区切ってルールに乗っ取って仕上げていく創作はゲーム感覚満載で観ているほうもスリリングで楽しいものでした。
  


 ●東京デザイナーズウィークは、11月5日(月)までです。  

会期 10月30日(火)ー11月5日(月) 7日間   
時間 11:00–21:00(最終日 18:00まで)
会場  〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町2-3
   明治神宮外苑絵画館前(中央会場) 
 

●当カレッジのブース創作レポートはこちら           

●当専攻によるオリジナル・ワークショップ第2弾があります。
 11月4日(日)11:30~13:00
 「ハッと気づくワークショップ」
 (レポートした今回のワークショップとはまた別バージョンです!)

by マン・マル

2012年10月31日水曜日

横浜ハロウィン

<<まるゼミ番外エピソード37>>

 とある打合せのために、また横浜山手に行ってきました。山手西洋館群では今月中旬からハロウィンをテーマにしたインテリア装飾が施されていて、この日は最終日。少し早目に山手入りして、7館すべてのデコレーションをチェック。カボチャ色と黒を基調とした色彩と、魔女やオバケのモチーフに溢れるこの時期は、いつものエレガントな洋館の風情とひと味もふた味も違い、遊び心満載で活気にあふれます。


 打合せを終えて麓にくだってくると、そこは元町商店街が大変な騒ぎに。。。
カボチャ色の風船と、仮装した子供達と、その若いママ達の数が尋常ではありません。時間は17時になろうかという頃。いつもの数倍の時間をかけて商店街を駅へと進みます。途中で元町UNIONに立ち寄り買い物を済ませて再び通りに出ると、その人波はさらに膨らんでいました。これは商店街の企画で、仮装して商店街内の各ショップを訪れるとお菓子をもらえるというものらしいです。先月の東京ゲームショウと空気感は異なるものの、少し似た殺気を感じた私でした。


 いまどきの子供たちにとっては、お菓子なんて日常生活の中で溢れていて珍しくもないんでしょうが、でも仮装をする機会というのは確かに少ないから、きっとワクワクできる大切な日なんでしょうね。変装して堂々と街の中を歩いて、みんな、楽しそうでした!

by マン・マル   


2012年10月1日月曜日

月見の会

<<まるゼミ番外エピソード36>>

昨日は今年2012年の「中秋の名月」でした。台風のために生憎の空模様となってしまいましたが。。。でも、その前夜、度々にお邪魔している横浜・根岸の旧柳下邸では「中秋の観月会」が催され、初に日没後のお屋敷を訪問してきました。

左 : 辺りが暗くなると建物内部がその灯りで浮かび上がります
右 : 和室に座布団で、亀岡さんのお話に耳を傾けました    
参加枠30名は早々に予約で埋まったそうで、小学生低学年のお子さんからご年配の方までの幅広い世代の人達が和室に集まって講師のお話に耳を傾けました。この日の話し手は、はまぎんこども宇宙科学館のプラネタリウム解説員の亀岡千佳子さんでした。「月見」という行事のあれこれから星としての月の話まで、私もいろいろと勉強になりました。

縁側にはお月見のお供えがしつらえられていました。十五夜の月が昇る方向にセットされます。会の冒頭では、当建物の管理委員会の理事長の佐藤さんが挨拶をされましたが、そこでこの旧柳下邸の月見に関して面白いエピソードを披露してくださいました。現在地元の町内会長さんでもある佐藤さんは、その子どもの頃、まだこの建物が柳下家の所有であった頃に、たびたびお月見のお供えにいたずらしようと屋敷の庭先に忍び込んだそうです。「屋敷の家族の方々も、近所の子供たちが寄って来るほどの豪華なお供えをしないと「家」は栄えない、と思ってくれていたようです」

お団子と豊かな秋の実りがお供えの定番!

会では、うさぎのお饅頭とお茶をいただけました。「邸内のどこの場所でいただいて良い!」なんていう粋な計らいで、参加者全員、お盆で運びつつ思い思いの席を確保しお茶休憩。こんなに風流な十五夜は初めてです。なんだか、気持ちが穏やかになった夜でありました。

by マン・マル





2012年9月22日土曜日

東京ゲームショウ2012

随分と涼しくなったことに感謝しつつ、この日、東京ゲームショウに行ってきました。7月から9月にかけて、まるゼミやイベント課題として当専攻全学年が取組んできたブースデザイン晴れの日です。今年の会場は幕張メッセ。横浜市在住の私にとって、JR京葉線乗車は何年振りかの久方ぶりで半ば小旅行気分でありました。今の経済界での成長率はトップを争うゲーム業界だけあって、時事ニュースででもこのイベントは報道されていました。私は当然に(?)初体験。日頃に顔を出す建築やインテリアのエキシビジョンイベントとは全く違う雰囲気なんだろうなあ、、、とは覚悟はして乗り込んだのではありますが、いやいや、その予想をはるかに超える空間がそこにはありました。

まず、メッセ会場敷地内にたどり着くと、整列を促す無数のロープやコーンや柵。建物の正規のエントランス玄関は使わずに、大きく迂回させて裏側から入場させることで、群衆をコントロールしようという意図です。私が現地到着したのは終了時刻の2時間前で、当然にその時間から新規入場する人影はまばら。私は速足スピードで柵ルートを通過しながら、午前中の混乱の様子を妄想しつつ入場口へとたどり着いたのでした。

暗いです。かなり。そりゃあ、建築資材と違って、ゲームショウでアピールされる商品はすべて発光しているわけですから、暗くないと困るのです。
かなりの音量です。ゲームの音楽やブース内ステージでプレゼンテーションするマイクボリュームが半端ありません。
そして。スゴイ人の量です。かなり広幅の通路が確保されているのですが、前に進めません。私は次々に人とぶつかりながら、約10分後に、ようやくこの会場内での歩行方法を会得しました。しかしながら何度かぶつけた頭や肩には少々の痛みが。

新作ゲームに夢中な人もいれば
コスプレーヤー撮影に懸命な人もいるんですね。


この空間の空気に呑み込まれ、一瞬、途方にくれました。今日の目的である「2つの出展ブース見学」を果たすことができるのだろうか、と。入場口で出展企業一覧マップは手に入れたものの、落着いてその場所を確認するには、場内の光量は低く、また群衆の波で自分のいる場所も把握が困難な状況です。この日に現地待機しているであろう、まるゼミメンバーの一人に連絡を取ろうとメールするも返信なし。いたしかたなく、覚悟を決めて自力で捜索することしばらく、偶然に(?)目的の1つのブースを発見。計測技術サービスさんのブースです。そして、そこにデザインカレッジ学生の姿も。なんだか、異国で迷子になった時に知り合いに出会えたような喜びを覚えた私でした。

「雷鳴Ψ」ブースには、まるゼミメンバー1年生が丹精込めて制作した造作物も組み込まれ、硬派ながら華やかなデザインとなっていました。この後、ロシアのEXPOにも出展されるとかで、このデザインが遠い欧州ででも披露されるそうです。大音響とスポットライトで照らしだされる周囲の出展ぷーすとは明らかに様相を違え、また可愛い女性コンパニオンさんやキャラクターコスプレでのアピールでなく、北辰一刀流道場の本物の剣士陣がパフォーマンスをするという演出はとてもかっこよかったです。

上:雷鳴Ψのブース
(勧められるままに記念撮影も)
下:当ゲームカレッジブース
そして、まるゼミメンバーのK君と、グラフィックデザイン専攻のM君に先導してもらって、もう一つの当校ゲームカレッジ専攻の出展ブースへ。そう、まるゼミにて企画デザインを検討しプレゼンテーションしたものです。こちらも、しっかりとカメラに収め、そして学生2人の労をしっかりとねぎらい、怒涛の2時間を終えて会場を後にしたのでありました。
帰途、私には何故か達成感がありました。自分では困難と思われるような未体験な事を成し遂げた時、自分で自分を褒めたくなりますよね。

by マン・マル



2012年9月14日金曜日

在校生と卒業生 それぞれのプロジェクト

後期正規授業スタートまで、まだあと2週間ほどありますが、この日、2か所の教室で異なる2つのプロジェクトがそれぞれに佳境を迎えていました。

まずは1つめ。来週に迫った「東京ゲームショウ」のブース制作です。まるゼミでデザイン提案を行った当校ゲームカレッジ出展ブースについては、その後、外部制作会社に発注となり、まるゼミメンバー達の手を放れた状況なのですが、6月の当ブログで紹介した外部企業の「X:Martial交陣」出展ブースは什器類を制作担当することとなったとかで、その作業がかなり切迫した状態でありました。上級生リーダーの指示の下、下級生は総動員。作業会場の別館校舎のデッサン室は、木の粉が舞い、塗料の匂いに満ちる工房と化していました。



  そして2つめのプロジェクト。それは「ウエディング・ビデオ・プロジェクト」。実は来月末に、2年前に卒業したまるゼミ出身者男子と、4年前に同カレッジ雑貨プロデュース専攻を卒業した女子が結婚式を挙げることとなったんです。新郎新婦ともに当デザインカレッジ出身ということで、それぞれの同期生が協同して、目下、ビデオ制作進行中とのこと。この日夜の9時に、3人のまるゼミ卒業メンバーが学校に参上して撮影が行われ、私も被写体の一人となりました。在校生のゲームショウプロジェクトの作業教室の隣に、カメラとPCがセットされ、何人かの講師陣が次々にお祝いのメッセージ。でも私の場合、どう考えても、カメラと一対一で対峙してレンズに向かって語りかけるのは無理なので、お願いして、他の講師先生と一緒に並んでの構図にしていただきました。じゃあ、女性講師3人で。じゃあ、教室の机と椅子では雰囲気がでない。じゃあ、ホールのcafe風のテーブルと椅子を運んできて!。。。などと、どんどん広がるアイデア。卒業生は皆それぞれに巣立って仕事を持って忙しい日々なのに、仲間の一生に一度の大事な日のために、一肌もふた肌も脱いでいる光景がとても美しかったです。来月の披露宴での最終のビデオの仕上りが楽しみです。

ビデオ 撮影風景
結果、グータンヌーボ仕様となりました

by マン・マル

2012年9月3日月曜日

アートコンペティション in 新宿クリエイターズ

まだまだ残暑厳しい晩夏。
8月下旬から、当専攻メンバー達は 「新宿クリエイターズ・フェスタ2012」の「学生アートコンペティション:空間デザイン部門」出展のために、情熱の汗と冷や汗にまみれておりました。これは関東圏を中心とした大学や専門学校の計20校が参加するイベントで、私達は今回に初めて参戦することとなりました。コンペティション・テーマは 「Re-Design 都市の発芽装置」。で、完成お披露目した作品がコレ!
都市空間の中で 今やめっきり数が減った電話ボックス。
その空間が 本当の「発芽装置」になってました。

8月24日(金)から9月2日(日)まで展示されていました。
私がこの展示会場にお邪魔した当日は、夕刻より、まるゼミ特別ゼミの日でもありました。今月末から本格的に始まる卒業制作のための、指定エリアゾーンのリサーチの決行日です。今年度から、当専攻の卒業制作は、空間デザイン提案する計画地を特定の地区に限定することとしたのです。そうすることで、従来通り学生が個々の作品づくりに取組みつつも、専攻メンバー全体で一つの都市空間への多面的な提案が出来ることになります。

今年の指定エリアは渋谷北部ゾーン。リサーチ街歩きは日中の暑さを避けての夕刻スタート。地図+カメラそして熱中症対策で帽子に飲料持参。日没に向かって時間経過で昼から夜へと街が変貌していく様子を実際に体感しつつのそぞろ歩きでありました。


後期授業再開までは、あともう少し時間があります。まるゼミとしては、さらにもう1日の特別ゼミを実施して正規ゼミ再開に突入して行きます!

by マン・マル

2012年8月12日日曜日

まるゼミの夏。。。

あっという間に、まるゼミ前期プログラムも終了。
そして、あっという間に、ロンドンオリンピックも終了しました。今回のオリンピック、私としては、7時間の時差に負けずにけっこう頑張ってTVライブ中継を視聴しました。史上最多となるメダル獲得を果たした日本人アスリートの活躍がその気にさせてくれたのでしょう。且つ、実は私の4年前の北京オリンピック開催の夏は、TV機器の無い欧州オーストリアのAIRのレジデンスアパートにこもっていて、まったくこの「スポーツの祭典」の高揚を味わうことができなかったという体験の反動から来ているようにも思います。LIVEでドキドキしながら、素晴らしいパフォーマンスの目撃者の一人となれる幸福を堪能した2週間でありました。。。


まるゼミは7月最終日に、それぞれの課題プレゼンテーション&提出を実施いたしました。1年生については、初の本格的な各学生のオリジナル空間作品が揃いました。


その2日後。私の個人ワークスペースからほど近い横浜みなとみらい地区での花火大会の夜。前期お疲れ様会を兼ねて、まるゼミのメンバー達と花火見物を行いました。「がっつり肉が食べたい!」との一部のリクエストに腕まくりしてのマン・マル手製メニューを準備。メインは最近に手に入れた圧力鍋を駆使してのブロック肉の煮込み。1.5kgを用意したのですが。。。。やはり、育ち盛り&伸び盛りな若者には少量だったようで、一瞬で売り切れとなってしまいました。ダイエットのためか食が細い子もいれば、がっつり肉食系も健在で、20代若者の食欲度がいまいち把握できない私です。

ゼミ教室内でとは かけ離れた(?)盛り上がり
8月最終週からは追加提出物や特別授業等でまるゼミは再開します。
それまでもうあと少し。夏休みを楽しみましょう。

by マン・マル


2012年7月20日金曜日

ブースデザイン・プレゼンテーション

まるゼミ2年生セカンド課題として取組み中の「東京ゲームショウ2012:ブースデザイン提案」。この日はクライアントとなる当校ゲームカレッジ専攻の担当講師陣および関連制作会社の方々にプレゼンテーションを実施しました。
右端に並ぶのはまるゼミ下級生。
来年に備えて(?)プレゼンテーションを勉強中。
この出展ブースは、全国に10校ある当校ゲームカレッジが集結して学生作品を披露する年に一度のビッグイベントです。同じスクール内でカレッジを超えてのコラボレーションということで、今年はじめて授業課題としてブースデザインをデザインカレッジが担当することとなったのです。ブース内にはゲームカレッジ学生が制作したデジタルゲームをトライするための試遊機器や、やはりゲームカレッジ学生デザインのゲームのキャラクターパネルが並びます。そして、豪華景品で大人気の毎年恒例の抽選コーナーも。これらの設置什器のレイアウトデザインおよび、一般公開の2日間で2万人を超えるというブース来場者の動線をどのように処理するかのアイデアが必要です。
3つのスタディ模型で 議論白熱!
まるゼミメンバーから計3案の空間構成とデザインテクスチャーのバリエーションを披露した後に、クライアント側から様々な質疑や具体的な要望をいただき、とても実の有るプレゼンテーションタイムとなりました。さらにもう1週間の日数をかけて、最終の1案に絞り込んでの基本設計案をまとめることとなりました。夏休みまで、もうひと踏ん張り!


by マン・マル

2012年7月7日土曜日

七夕飾り

<<まるゼミ番外エピソード35>>
写真は横浜市指定文化財の旧柳下邸
大正期に建てられた歴史的な住居昨年12月に私が洋間スペースのクリスマスアートを手掛けさせていただいた建物です。今年の12月のインスタレーションの企画を持参するためにお邪魔してきました。


この週は七夕建物の玄関先には、笹にたくさんの七夕飾り。古い日本家屋のたたずまいにやはり良く似合いますねえ。建物内に入ると、部屋の一角にも笹が。そこには文机が用意され「短冊書きコーナー」が設えてありました。薦められて私もトライ。藁座布団に正座して、気持ちを落ち着けて、願い事を短冊にしたためました。何十年ぶりかの七夕飾り。ちょっと童心に返れて気持ちが暖かくなれました。
先月は同じ横浜市内の山手地区で開催されていた「花と器のハーモニー」との連動企画で、屋敷内にアートが溢れていた旧柳下邸。その折りの作品の一部が継続して展示してありました。洋館や現代建築への設えとは、断然にその趣きを異なえる日本家屋でのアート、お薦めです。
さりげなく館内のあちらこちらにアート!
空間に溶け込んでいるのがイイ感じ。


by マン・マル

2012年6月22日金曜日

まるゼミの武道な時間。。。


前期授業もあっという間に後半戦。
この日は、2年生ゼミのセカンド課題の初日。例年まるゼミの前期は住居系空間と商業系空間それぞれ一題ずつ取組みます。今年度の商業系空間課題は、当校ゲームカレッジが出展予定の「東京ゲームショウ」の展示ブースを提案することとなりました。


我々デザインカレッジでは、年間を通して授業内課題以外にタップリな企業課題が舞い込みます。授業期も長期休暇期も関係なく、です。学生達は、各ゼミの課題と常に並行して実作課題作業に追われます。かなりハードですが、でもこれがかなりのトレーニングになっています。そして今回のまるゼミは、いわば企業実作作業をゼミ課題としてじっくり掘り下げながら取組む事となりました。私も久々に現場課題(?)で楽しみです。


早速に着手!と行くところでしたが、この日は特別ゲストがまるゼミに参加
実は今年の「東京ゲームショウ」で、当インテリアデザイン専攻にブースデザインを依頼いただいたもう一つのクライアントさんです。従来は建築現場での鉄筋探査機器等の製造さ会社とのことですが、その保有される様々な技術を活かして全自動判定機能付電脳具足「雷鳴ψ(ライメイサイ)」を開発。そのプレゼンテーションブース出展のお手伝いをさせていただくこととなりました。



この具足は「X:Maetial 交陣(クロス・マーシャル こうじん)」という新種のゲーム、いえスポーツ、いや武道のための道具です。まるで戦隊ヒーローがかぶるような「面」です。何箇所かに設定されたセンサーに、相手の打撃を受けるとその部位が光りそして効果音が鳴るしくみです。打撃の強さや早さや正確さで、光の色や音の種類が変わります。いわゆる決まり手「一本!」の場合は、七色の光と共に雷鳴音が轟くのです。


展示空間デザインをするには、まずはその物品の特性およびどのような使われ方をするのかを理解把握する必要があります。熱心にクライアントからの商品説明を受けて、デモンストレーションを披露いただいた後、「やってみられますか?」。待ってました!とばかりに、まるゼミメンバーもトライ。実際にこの雷鳴ψを装着し、X:Maetial 交陣を体験してみることとなりました。組手や基本の技を教えてもらったりして、かなりヒートアップ。


まさに戦隊ヒーロー参上。
武道開祖者の紋主が直々に組手を指導!


もう少しで、まるゼミがデザインの時間だったことを忘れる勢いでありました。
ちなみに仮面ライダー1号の大ファンだった私ですが、この日は面をかぶることなく、最前列に座って観戦に徹しておりました。。。


by マン・マル

2012年6月1日金曜日

ある日の講師会議


6月に突入しました。前期授業のちょうど3分の1を消化したところです。
まるゼミの前期プログラムも中盤に入ったということで、1年生クラスでは「とにかく空間デザインに触れよう!」をスローガンに様々な空間を見聞きするという段階からコマを一つ進め、家具のスタディ模型を使用しつつ空間を俯瞰で眺めて検証するワークショップを始めました。まずは、自分の手で模型づくり。材料はスノーマットという厚めの紙材。「曲がった~」「角が落ちた~」「1回で切れてない~」「手が痛い~」。。。etc。今年もまた 模型への初トライで小さな悲鳴が教室のあちこちでもれていたのでありました。まだもう少し、このトレーニングは続きます!



さて当専攻では講師陣総出でのミーティングが2カ月に1度ほどの頻度で行われます。
各ゼミの経過内容や学生近況の情報を共有し合うと共に、専攻全体で取組む学内学外行事について話し合われます。この日は夕刻から講師会議が行われたのですが、サプライズ(?)で、一人の講師先生による欧州視察旅行の報告スライド会がありました。ですが、いつものことですが、2時間予定の会議はやはりこの日も時間オーバー。会議時間内で報告会をと考えたのは、やはり無謀な計画ですよお。ということで会議終了後に仕切り直し、時間が許す有志講師陣が残り
コンビニで飲み物+軽食を調達してのリラックスした報告会となったのでした。


披露してくださったのは照明デザインが専門のC先生。毎年にドイツ・フランクフルトで4月中旬に開催される照明の展示見本市「Light + Building 2012」での美しい写真の数々でありました。講師皆さん、それぞれの立場や趣味嗜好(?)でのフリートークで、いやあ~とってもとても盛り上がったのでありました。やはり皆さん、好きなんですね、デザインが!

真剣な眼差しが半端じゃない講師陣。
披露いただいたC先生、ありがとうございました!

by マン・マル



2012年5月11日金曜日

ipad ゲーム in 新歓

GWも終わり、ここから7月まではノンストップにてゼミは走り続けます。私も途中で息切れしないように体調コンディションを気遣いながら本格始動です。


この週末、当デザインカレッジでは上級生主催による「新入生歓迎会」が行われました。事前に講師陣にもお誘いのメールをいただき、私はゼミ終了後にお邪魔してまいりました。
会場は学校の本館校舎内の教室です。可動間仕切りを移動させて2教室をワンルーム化させ、机椅子をレイアウトしなおして場づくりがされます。普段の教室の無愛想な直管蛍光灯は消灯され、代わりにダクトレールにスポットライトがセットされると、俄然に室内はクラブモード。さらに、DJブースも特設され、遠慮のないボリュームで音楽も流れていました。




参加した新入生たちそれぞれの自己紹介の後、簡単な軽食を少しお腹に入れた後は、ゲームイベントタイム。会を盛り上げるために上級生達が練りに練ったという出し物は「伝言ゲーム」ならぬ「伝絵ゲーム with ipad」!。この日の出席者は全員参加!なので、私達講師も強制参加です。上級生下級生混ざっての混合チームが計5チームと、そして講師単独チームが1チーム。まずチームメンバーが一列に並びます。6チームそれぞれの先頭のメンバーにそれぞれに異なる写真イラストが提示され、その内容をipadのお絵かきアプリを使って伝えて行くというもの。10秒以内でipad画面に描画し、チーム内の次のメンバーに3秒間見せて伝えます。次のメンバーはipadのページをめくって新しい画面にまた10秒でその内容を描き込み、を繰り返して、ラストのメンバーが絵のタイトルを発表する!というルールです。




当カレッジでは、グラフィックデザイン専攻もインテリアデザイン専攻も1年次にみっちり「デッサン」ゼミがあるんですが~。かなりな描画の出来栄えレベルに場内は大盛り上がりでした。しかしながら、講師チームへのお題に悪意(?)が込められていたこともあり、実際に最も成績が悪くて盛り上げ役となったのは私達講師陣でありました。まあとはいえ、当カレッジにふさわしいゲームイベントでした。主催のメンバーさん達、お疲れ様でした!


by マン・マル



2012年4月27日金曜日

2012年度スタート!

デザインカレッジの新年度がスタートしました。昨年度と同様に私マン・マルは2つの学年の空間デザイン作品づくりと、高等部のデザインワークショップを担当させていただきます。まず先週に新入学生さんのための基礎トレーニングで初顔合わせを果たし、そしてGW直前のこの週、進級したゼミメンバー達と約2カ月ぶりの再会をいたしました。それぞれにここからのデザイントレーニングへの決意を新たにしていることでしょう。そして当まるゼミも、初回からスピード全開でスタートしました。
 
新入生ゼミでは、初回正規授業ながら、いきなりに恒例の「明日館」見学に行ってきました。今、この建物が第一生命のCMで使われているのをご存知の方も多いと思います。今年に入ってCM女王となった武井咲さんが親友の結婚式のスピーチをするというストーリーの舞台は、「明日館」のこの食堂です。「彼女がここに立って撮影してたんだ~!」とゼミメンバー達のテンションも上がり気味。わかりやすい、ですね。


いえしかし。浮かれているだけではなく、しっかりと建築家F.L.ライトの世界を堪能し、空間のトータルデザインのお手本を肌で感じることが出来ました。最後は大きなガラス開口部を持つホール空間でしっとりとコーヒーブレイクし、初回授業を締めたのでした。


by マン・マル




2012年4月14日土曜日

目黒川の桜

<<まるゼミ番外エピソード34>>


先週の土曜日曜の横浜の桜はまだ五分咲き程度でした。おまけに風も強くて肌寒い。けれど頑張って、毎年に通っている弘明寺公園にお花見に出掛けました。ビールで身体を温めるも(!)やっぱり寒かくて早々に退散してしまいました。もう1週間、持ちこたえてくれれば次の休日にお花見再トライができるかなと期待してたのですが、今日はあいにくの冷たい雨。桜はまだまだ充分なボリュームをキープしているのに残念。

ということで、今年の私にとっての桜のベストショットは、3日前に通りがかった目黒川沿いの桜風景となりました。両側に連なる桜は川面に向かって枝を伸ばして河川の輪郭を覆いとっても華やかです。散った花びらが水の上に無数に浮かんで、これも綺麗。この風景に見とれつつ、そう言えば私にはあまり「川沿いの桜」って馴染みがなかったのに気が付きました。

京都出身の私にとって、子供の頃の花見とはお寺や神社の境内の桜。当然に神聖な境内でレジャーシートを敷いての飲食は出来ず、つまり桜は庭全体と共に鑑賞する一対象で、子供にとってはちょっと堅苦しいものでした。ちなみに私が通っていた高校から徒歩1分の醍醐寺は太閤秀吉の花見で有名ですが、このお寺も私にとっては、体育の授業のマラソン練習で何周もその境内を走らされた辛~い記憶しかなく、「花の醍醐」ならぬ「苦しみの醍醐」なのです。
でも社会人になって、職場の人達と体験したお花見は公共公園の桜。たっぷりの食べ物飲み物を調達して桜の樹の下に陣取って、桜の花に囲まれる幸せ感は格別。以来、日本人DNAがしっかりと覚醒し、私にとって毎年の公園でのお花見は欠かせぬ行事となっています。

「公園の桜」は「桜空間に内包される」臨場感を楽しむのに対し、「川沿いの桜」は「透視図で桜を楽しむ」といったところでしょうか。この日、この目黒川沿いで夢中で写真を撮っていたら、どこからかボート音が。目黒川にもボートが走るのかなあ、とその方向を確認してみると、なんとクルーズ船。このシーズン「目黒川お花見クルーズ」というのがあるそうですね。1時間の桜の観賞ツアーだとか。乗合便もあるそうなんで、来年はトライしてみても良いかも!

by マン・マル

2012年3月31日土曜日

仕上がりました Photo & Movie

<<まるゼミ番外エピソード33>>

3月も下旬となって、ようやく春めいてきました。なのでダウンジャケットから少し薄手のコートにスイッチ。でもまだ日没後は冷え込むので、スプリングコート!とまでは勇気が出ない。。。といったところですね。私の仕事場に近い横浜桜木町界隈で、桜の様子をチェックしてみましたが、まだまだツボミは固く身を縮めている状態でした。
こんな感じで撮影してました

さて、私の山手芸術祭での作品公開も終わって約3週間。インスタレーションアートワーク「光の波線-Wave of Daylight」の記録用写真と動画ムービーがやっと仕上がりました。ホームページとYouTubeにて公開しています。ぜひ覗いてみてください!

photoはこちらで
http://www.mono-japan.net/work/wave-of-daylight

movieはこちら
http://www.mono-japan.net/movie/wave-of-daylight



by マン・マル