まず、メッセ会場敷地内にたどり着くと、整列を促す無数のロープやコーンや柵。建物の正規のエントランス玄関は使わずに、大きく迂回させて裏側から入場させることで、群衆をコントロールしようという意図です。私が現地到着したのは終了時刻の2時間前で、当然にその時間から新規入場する人影はまばら。私は速足スピードで柵ルートを通過しながら、午前中の混乱の様子を妄想しつつ入場口へとたどり着いたのでした。
暗いです。かなり。そりゃあ、建築資材と違って、ゲームショウでアピールされる商品はすべて発光しているわけですから、暗くないと困るのです。
かなりの音量です。ゲームの音楽やブース内ステージでプレゼンテーションするマイクボリュームが半端ありません。
そして。スゴイ人の量です。かなり広幅の通路が確保されているのですが、前に進めません。私は次々に人とぶつかりながら、約10分後に、ようやくこの会場内での歩行方法を会得しました。しかしながら何度かぶつけた頭や肩には少々の痛みが。
新作ゲームに夢中な人もいれば コスプレーヤー撮影に懸命な人もいるんですね。 |
この空間の空気に呑み込まれ、一瞬、途方にくれました。今日の目的である「2つの出展ブース見学」を果たすことができるのだろうか、と。入場口で出展企業一覧マップは手に入れたものの、落着いてその場所を確認するには、場内の光量は低く、また群衆の波で自分のいる場所も把握が困難な状況です。この日に現地待機しているであろう、まるゼミメンバーの一人に連絡を取ろうとメールするも返信なし。いたしかたなく、覚悟を決めて自力で捜索することしばらく、偶然に(?)目的の1つのブースを発見。計測技術サービスさんのブースです。そして、そこにデザインカレッジ学生の姿も。なんだか、異国で迷子になった時に知り合いに出会えたような喜びを覚えた私でした。
「雷鳴Ψ」ブースには、まるゼミメンバー1年生が丹精込めて制作した造作物も組み込まれ、硬派ながら華やかなデザインとなっていました。この後、ロシアのEXPOにも出展されるとかで、このデザインが遠い欧州ででも披露されるそうです。大音響とスポットライトで照らしだされる周囲の出展ぷーすとは明らかに様相を違え、また可愛い女性コンパニオンさんやキャラクターコスプレでのアピールでなく、北辰一刀流道場の本物の剣士陣がパフォーマンスをするという演出はとてもかっこよかったです。
上:雷鳴Ψのブース (勧められるままに記念撮影も) 下:当ゲームカレッジブース |
帰途、私には何故か達成感がありました。自分では困難と思われるような未体験な事を成し遂げた時、自分で自分を褒めたくなりますよね。
by マン・マル
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