ページ

2011年9月16日金曜日

YUKKA 個展のご紹介

<<まるゼミ番外エピソード16>>


3年前の卒業生からメールが届きました。
表参道のカフェで個展をすることとなったのでぜひ覗きに来てください!」
ということで、ちょうどの都合もあって初日早々にお邪魔してきました。12時過ぎに店内に入った時は、空席が目立っていたのに30分もするとほぼ満席。こんな人気カフェで作品を披露できるなんて素敵ですね。


彼女は、学校卒業後に社会人となってから、仕事を辞めて入学してきた学生さんでした。仕事でディスプレイ等の作業をする中で、しっかりとデザインを学びたいと思い、人生の舵を大きくきったそうです。入学当初は可愛いOLさんの雰囲気満載だった彼女が、男子学生と一緒に汗まみれになってイベント現場の作業をしているうちに、どんどんと逞しいクリエイター魂を身につけていったのをよく覚えています。まるゼミ卒業後の今は、仕事の傍らで雑貨プロダクトの自主制作やイラストを描き溜めています。地道ながら、個人としての創作活動の歩を止めていないところがスゴイですね。アーティスト名は「YUKKA」さんです。



2面の壁にズラリと並んだ作品達
とはいえ、自身で行ったという会場設営に対して、お節介ながら辛口アドバイスをたっぷりしてしまいました。早速に2日後の彼女からのメールには、サポーターを得て次の休日に、展示を再度やり直すとの報告がありました。頑張り屋さんなところはまるゼミ時代と一緒です。この展示会期は今月いっぱいの予定が、好評につき延長決定で10月中旬までとなったそうです。表参道ヒルズの裏エリアで、とてもアクセスしやすいお店です。付近に行かれることがありましたら、ぜひ、小休憩がてら作品を覗いてみてください!






NALU CAFE  omotesando
渋谷区神宮前4-9-2
03-5786-1781



by マン・マル


2011年8月26日金曜日

ギャラリーめぐり

<<まるゼミ番外エピソード14 >>
日頃はついつい美術館ギャラリー回りをさぽってしまう私ですが、時間と心に余裕ができると、ムクムクと「何かに触れたい心」が湧いてきます。この夏は久々にゆっくりな時間だったので、少しあちらこちらを覗いてきました。
今週に足を運んだのは「小山登美夫ギャラリー清澄」。この8月は2週間も夏期休日とかでギャラリーが閉まっていたのですが、やっと今週になって再開。現在の企画展をどうしても見たくて、待ってました!とばかりに参じました。
大江戸or半蔵門線「清澄白河」駅から徒歩7分。
リアルに倉庫会社の建物の一部にあるのでかなり場所がわかりにくい。
photo上 :ギャラリー建物への入口
photo下 :積み上げられた荷物群を横目に貨物用ELVでギャラリー階へ
お目当ての展示は「things on strings 展」。 国内外の7人のアーティストの合同展。糸の上をあるているような作品たちという意味で、つまり、既成のアート・ジャンルの境界線の際で制作しているアーティスト達の作品という主旨でのタイトルのようです。


この中の一人Jenny Watson 作品チェックが今回の私の目的。
オーストラリア在住の画家です。しかしキャンバスの代わりに様々な地模様のある布を一枚または複数枚を組合わせて張り、その上に絵を描きます。時には絵とともにさらに布やボタンや身の回りのアイテムを縫いつけたりもします。彼女が描く絵は、多くの場合、彼女の記憶の一部なのだそうです。馬や猫や乗り物や家具。。。そして彼女自身がその長い髪を金髪にしたり黒髪にしたり赤くしたりして登場します。一見とても幼くかわいらしく見える作品です。でもじっと見つめていると、不思議な懐かしさと寂しさが伝わってくるのです。キャンバスに用いる布自体が既に情報を備えているために、彼女が加筆する絵の部分はごくわずかなボリュームなのですが、それだけにその記憶の美しさと儚さが強調されるのかもしれません。
http://www.tomiokoyamagallery.com/exhibitions/things-on-strings-tkg-2011/#fragment-11

実は彼女Jennyさんは私の海外の友人の一人。
一昨年の春に、私がパートナーと共にオーストリアのウイーン郊外の街KremsへAIRの招待アーティストとして2度目の滞在をした折りに、専用のアパートメントで3日間だけでしたがご一緒した方なのです。このAIR-Kremsが提供するアーティスト用住居アパートは常時5組が滞在可能で、それぞれの活動内容によってその期間や時期もさまざまなのですが、我々が現地到着した3日後に彼女が出発するという「すれ違い」なタイミングでありました。
http://www.air-krems.at/content-en/studio/the-studios
ところが、到着初日に彼女の部屋で紅茶を御馳走になったり、翌日には滞在アーティストの一人の誕生日会を我々の部屋で行ったり。で、3日目の夜は、旧市街のレストランで彼女の送別食事会を開き、別れの当日はハグして見送るといった関係となりました。これ、まさしくJennyさんのチャーミングで人懐っこいキャラクターによるマジックです!そしてその後、何度かメールでやりとりしていたところ、その年の年末に彼女がパートナーと御一緒に日本来日!ということで、なんと2009年大晦日と2010年元旦は横浜で、我々は彼女とその彼と、そしてその彼の同僚の方と一緒に過ごしたのでありました。元旦ディナーは、我々のhanasaki-houseに置き畳を敷き詰めて和風設えにして、おせち料理と和牛しゃぶしゃぶを振舞ったのが良い思い出です。
「things on strings 展」
小山登美夫ギャラリー東京 7F
会期:開催中~9月3日(土)まで
またこの倉庫ビルには、1階下のフロアにも複数のギャラリーが並んでいます。ギャラリーhiromiyoshii では、泉太郎氏の個展「勇ましいあくび」。 そのインスタレーション作品は会場いっぱいに置かれた家具群。ところがみ~んな傾いて置かれてます。ん?脚部が不均一にカットされているのかな?と思いきや、その足元に注目すると、正体不明な小人達が渾身の力で机やら椅子を持ち上げていました。
photo上 :ランダムに傾斜して無造作に置かれた家具で埋まる会場
photo下 :左はスニーカーのかかとを持ち上げる+右は机脚部を持ち上げる
泉太郎 「勇ましいあくび」
hiromiyosii
会期:開催中~9月3日(土)まで
http://www.hiromiyoshii.com/


http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/outline033.html
アートを堪能して倉庫ビルを後にして、駅まで歩く道中に「清澄庭園」があります。入園料150円にてこちらで休憩。泉水、築山、枯山水を主体にした回遊式林泉庭園にてこの日の芸術な一日を締めくくったのでありました。やっぱり日本庭園の空間藝術はスゴイ!


by マン・マル


2011年8月12日金曜日

1年生 講師向け 初プレゼンテーション

8月に入りました。まるゼミ1年生クラスは、1週目は前期評価のための滑り込み提出を。そして2週目はこの金曜日の専攻内講師陣へ向けての初プレゼンテーション調整の時間でありました。

これは、インテリアデザイン専攻の全講師陣を招いて、まるゼミ課題として前期ラストに1年生メンバーが取組んだ「One Mobile Cube」の作品を披露するというものです。当専攻でデザインを学び始めて3ヶ月半の彼らが、それぞれどんな資質特質を持っているのか、どんなスタートを切ったのかの事実を講師陣が共有するために催されました。なので、このプレゼンテーションで優劣の点数を付けて順位を決めるわけでもないし、成績に影響することもありません。けれど、1年生メンバーにとっては、先輩メンバーも含めたこれだけの人数の前で作品発表することは初体験。開始前、会場準備をしながら、私マン・マルにも彼らの緊張感がヒタヒタと伝わってきます。これから様々な場面で感じることになるこの独特な緊張感に、心身を馴らしてセルフコントロールできるようにならなくてはね!

●まるゼミ課題1「One Mobile Cube」
3m×3m×3mのボリュームを持つ移設可能な仮設空間デザインの提案です。
今年は、大規模災害時の共同非難生活施設に設置することを主目的とする条件を付加しました。体育館等の大規模空間内への屋内でも或いは屋外でも設置環境は任意。災害時以外の日常の都市空間での利用も視野に、その用途機能、利用対象者や利用システムを自由に想定デザインしてもらいました。



学生メンバー自作品のプレゼンテーションが一人ずつ終わるごとに、即座に講師陣からさまざまな質疑やコメントが飛び交います。作品本体のテーマ設定や造形デザインへのコメント、プレゼンテーションにおける言葉の選び方や説明順序へのアドバイス。また例えば製図やCAD担当の講師からは「図面として成立してない!作図の授業で何を学んでるのか!」等のかなり辛口なダメだしもあったり。しかしながら、総じて、災害のために不自由な生活を送る人々に思いを馳せてのそれぞれの提案は、多くの問題点は抱えるにしても意味あることと評され、会は終了となりました。

その後は模型を囲んで発表者と講師や先輩らで歓談!初の試練を終えたメンバーのほっとした表情の中に「うまく話せなかった」という悔しさも混じっていたのが印象的でありました。

by マン・マル



2011年7月29日金曜日

2011 前期最終プレゼンテーション

早いですね。もう前期ゼミも終了です。
7月最終週、まるゼミの1年生も2年生も、前期総仕上げとなる最終課題の提出プレゼンテーションを行いました。


2年生は恒例となった、ゼミ内での住空間コンペティション。今年のクライアント役は、この4月から当専攻非常勤で加われた手塚美砂子先生です。約1カ月前にコンペ参加者全員による手塚先生への合同ヒヤリングを実施し、この日はいよいよ各メンバーからの作品のプレゼンテーションです。前期の最終プレゼンテーションとあってか、いつもより多めのギャラリー見学者の前で、かなり緊張のメンバー達。今年から授業ツールとして導入された「i-pad」を駆使しての提案説明が始まりました。じっくり時間をかけたプレゼンテーション、そしてクライアントからの細かな質疑チェックが入ります。
クライアントとのコミュニケーションも大切なトレーニングの一つ
今回、クライアントから提示された建物用途は「週末住宅」。よって、住空間だけではなくて、その立地エリアもそれぞれが適切な地域を探してきて提案に含めてまとめています。自然から受けるインスピレーションを自身の創作活動に生かせる場所というリクエストに応え、海岸部だったり、山間部だったり、各作品ユニークな計画地を設定し、伸びやかな空間デザインが揃いました。
作品一例 by メンバーN
そして、コンペティションスタイルの当課題。クライアントからの総評の後に、今回の最優秀作品が発表!!該当者は、、、、おめでとう! メンバーのAさんでした!!!実はここ数年の当課題の勝者はずっ~と、女子メンバーなんですよね。メンズ、頑張れ!!


さあ8月からは卒制。半年後のHAアワードを目標に初心にもどって、メンバー全員で挑んでいきましょう!!

by マン・マル

2011年7月9日土曜日

Design 夏ウエディング!

<まるぜみ番外編エピソード 13>
久々にゼミ外レポートです。この日。元まるゼミメンバーのウェディングにお招きいただき参列してきました。


彼女は6年前の入学生で、卒業後には研究課程にも進んだので、計3年間のお付き合いをしたメンバーです。彼女の卒業制作は環境をテーマにしたアートミュージアム研究課程修了制作は、ガッツリのインスタレーションアート3部作という、まるゼミ歴代メンバーの中では、かなりのアート寄りの学生でありました。社会に出てからは、そんな彼女の本領発揮とばかりに、空間デザインの仕事の傍らで、自身で脚本演出する演劇舞台活動に挑んだりもしておりました。

そんな彼女から結婚報告メールが届いたのは3月上旬。突然の知らせに、ちょっとびっくり。5月には手作りの式披露宴への招待状をいただきました。その後にもらったメールでは「自分で手造りできるものは、ぜんぶデザインしちゃいます!」のデザイン・ウエディング宣言!彼女らしい宴になりそう~と楽しみに当日を待つマン・マルでした。


梅雨明け初日となったこの日は快晴で、朝から汗ばむほどの夏日。チャペル、そして披露宴会場には、彼女がデザインモチーフに選んだひまわりがたくさん咲き、そして飾られていました。夏ウェディングにそしてピュアな彼女に相応しいシンプルで清々しい演出が印象的でした。そしてさらに、ウエルカムボードや参列者一人ずつの席に置かれた自筆メッセージ、宴次第等は、まさしく彼女の心のこもったハンドメイド。新婦のお父様によると、前日まで、自宅でプリント出力やメッセージ記入等に慌ただしい花嫁だったとのこと。わかります。ついついクリエイター魂が出ちゃいますよね。


でもやはり 新婦本人の笑顔が最高でした。確実に、彼女が今迄に私に見せた笑顔の中で、最優秀のスマイルでした!

by マン・マル

2011年7月7日木曜日

2011夏の原宿

約1ヶ月前に、原宿は表参道に登場した「Yellowな柱」。
あらためまして、現地レポートです。


とにかくYellow-Colorが目立ちます。柱頭と基壇は鮮やかなマリンブルー。
遠くから見ると、そこに何かのプリント柄が施されているような。。。。。。

近寄ってみると、青い何かが張り付いてます。これは??


さらに接近してガン見してみると、何千個ものモチーフが、連なり吊り下がってます。
柱の足元には、制作メンバー達メッセージもありました。この柱デザイン展示は8月末まで。目に鮮やかなYellow-Blueの2トーンカラーが、暑い原宿の夏を彩ってくれます。



原宿クエスト
東京都渋谷区神宮前1-13-14

最寄り駅より徒歩3分
原宿駅「表参道口」
or 
明治神宮駅「3番出口」

byマン・マル

2011年6月24日金曜日

トライ!初模型!

まるゼミの前期スケジュールも後半に入り、新しい世界で急成長中の1年生メンバー。前週から、スタディ模型に取組んでいます。建築・インテリア設計では定番である模型材料”スチレンボード”を使っての制作です。
スチレンボードとは、発泡スチロールの両面に白い上質紙が貼り付けられた材料です。表面がなめらかな紙素材なので、着彩したり他の材料を貼りつけたりも自由自在。1mmから10mmまでの間で数種類の厚さの規格で扱われていて、作る模型の縮尺や部位によって適切なものを選択します。今回のまるゼミでは5mm厚を使っての模型初作業!
手順1) まずは正しい姿勢で(?)パーツ切出し
手順2) そして慎重にパーツを組み立て
厚みがあるボードの切出しは、何気に難しいのです。まっすぐに、そして切り口を美しくカットせねばなりません。そのために必要なものは、①切れ味の良いカッターの刃と、②ガイド定規を押える手とカッターを握る手の力加減と、③そしてまっすぐな体位です。毎年、この最初の模型作業で、自分の不器用さに愕然とする学生もおりますが、でも大丈夫。繰返しのトレーニングで、1年後には美しい切出しが出来るようになるものです。

今回トライした模型は、恐れ多くも巨匠ル・コルビジェの「ドミノシステム」!構造のしくみを学びつつ、このシステムをベースにしたそれぞれオリジナルの建物デザインにトライします。

by マン・マル